冬晴れの爺ヶ岳

11月下旬の北アルプス。
爺ヶ岳 (じぃがたけ/標高2,670 m) への柏原登山道は 雪もりもり。
鬼ラッセルで前進し、今回は途中で力尽きず無事登頂 !!
前回敗退 のリベンG成功~
※ 初日編のみですがやはり長文です。体調のイイ時にでもどうぞ。(笑)
----------------------------------------------------------------------------
今回背負って登るザック50L。

今回が初の雪山テント泊であり、何が要るのか要らないかよく分からなかったので、
色々詰め込んでくくり付けたら 19kg。
それでも アマゴ釣り の時より軽いや。(笑)
とりあえず、雪山で食って泊まって行動できるだろう必要最低限のモノは持ったと思う。
雪山テント泊ってどれだけ寒くて不便なのだろう。
夏山テント泊 は今夏やれたけども。
何かあった場合・・・何があるんだろう? 何かって何だろう?
そして自分はそれに対処できるのだろうか。
この山行を決めた数日前から、ずっとそんなことを思っていた。
不安は多いけど、何事も経験だ。
やってみにゃわからん。
「安全第一、無事に戻って来る。」
これが今回も最大の目的。
朝6時30分、ザックを背負って車から離れ始めた頃、
扇沢橋下の駐車場に2台目の車が入ってきた。
今日は先行者なし。
----------------------------------------------------------------------------
柏原新道を登る。
途中、南尾根ルートにとりつき、そこからジャンクションピークまで登ってテン泊、
翌日爺ヶ岳登頂を目指そうと思っていたけど・・・
結局、南尾根ルートへのとりつき場所が分からず2,000m付近まで来てしまった。(笑)
まぁいいや。
このまま種池山荘を目指そう。
トレースあるし ♪

今日も美しい、針ノ木岳~スバリ岳~赤沢岳の吊り尾根の白い稜線を見ながら進む。
----------------------------------------------------------------------------
順調だったが、途中からトレースがなくなった。
またか。(涙)
うげげー
それでも行くしかない~

ズボッ、ズボッ、 一歩一歩。
今日は夕方までに着けばいいし。

ズボッ、ズボッ、 荷が重いが 一歩一歩。
前回の撤退地点を通過し、汗だくで鉄砲坂の急斜面を登りきる頃、
目的の種池山荘 (標高,2,450m / 冬季閉鎖中)が見えてきた。
やった !

小屋が見えたら余裕が出てきたので、
一脚を雪に刺してセルフ撮り。(笑)


ふぅー
種池山荘到着~
ここまで5時間半、ついにココへ来たど~ !!
爺ヶ岳を見ながら一服。
---------------------------------------------------------------------------
そしてザックを置いたままそこらじゅうを散策。
誰もいないくて貸切だ ♪

G方面、明日てっぺんに立つよ~
小屋後ろの倉庫? の上に登って鹿島槍ヶ岳 (標高2,889 m) を撮影。

北アルプス 後立山連峰の盟主、南北二つの頂上を持つ双耳峰。
この双耳峰、晴れた日は自宅の玄関先から見えるんだよな~
いつか登ってみたい。
それにしてもいい天気。 青い空。
今、冬の北アルプスに居る。
風も穏やかな冬晴れの日。
気持ちがイイ。
ふひー
さて、テントの設営でもするかー。
=================================================
まずは風の影響を受けなさそうな場所を探して・・・
例のスコップで 現場作業。 えっさ。
雪かきならば慣れている。

30分後・・・

じゃん。
ペグは打てないので割り箸を雪に埋めて・・・

テント内に雪が入りにくくなるよう、入り口前を深く掘って・・・
スコップ活躍。
ついでに水作り用の綺麗な雪もビニール袋に集めておくか。

「猫耳のテンバ」 完成~ ♪
こんな感じでイイのかな。
明日朝起きたら テントの中から朝焼けの鹿島槍。
いいじゃん いいじゃん。
祝・初の雪中テント設営。
日本酒ワンカップを飲みながら ひとり竣工式。
=================================================
さて、小屋の東側には、さっき声をかけてくれた穏やかな東京の紳士と、
ラッセルにもの凄く感謝してくれた女性がテント設営中。

私も、眺望のイイこっち扇沢側でも良かったかな。
そのままサブザックを背負って稜線散歩 ♪
小屋からG方面に少し歩くと・・・

剱岳 !! (標高2,999m)
なんとゆう風格。オーラ。
凄い山の塊だ。
そのまま、真っ白なモナカ雪原をワカンでサクサクと歩いて行く。

雷鳥いないかな~
正面に爺ヶ岳南峰。

もう少し登ったところから剱岳を見たい。
そして、爺ヶ岳までのルートも偵察しておこう。
何ごとも調査が大事なのでね。
ズームで種池山荘と剱岳。

午後の陽ざしで陰影くっきり ♪
左には鹿島槍ヶ岳。

このボリュ-ミーな ぽっちゃり具合は私好み。(笑)
ふりかえってトレース。

自由にうねうね歩きすぎたか。(笑)
ん? 分岐。

このまま行っちゃえ !
そして・・・

午後3時、爺ヶ岳(南峰) ・・・登頂 !!

小屋から約90分、稜線散歩とG偵察のつもりが。(笑)
-----------------------------------------------------------------------------
山頂から南尾根。

明日登ってくるはずだった尾根。(笑)
さっきの女性が、今夜ジャンクションピークに泊まるパーティーがいるって言ってたっけ。
私も当初、そこらへんへ幕営の予定だったんだか。
奥には北アルプスのランドマーク 槍ヶ岳も。
鹿島槍への稜線。

キレイだな。
あっ、ここから先にトレースがある !!
誰かが来てくれてたんだ。ありがたい。
トレースがあるなら格段に歩きやすくなる。
明日あそこまで目指してみるか。鹿島槍ヶ岳。
今日もう爺ヶ岳登っちゃったし、種池小屋からここまではトレースつけたし。(笑)
山頂からの立山連峰を堪能し~
さてあそこまで戻ろう。

結局雷鳥には会えず残念賞 (^^;
------------------------------------------------------------------------
夕方4時30分、テント内でゴソゴソしてたら始まってたアーベントロート。

象足のまま飛び出したけど、もう陽が沈んでた。(汗)

サンセット稜線。
昼間見た あの白い稜線に陽が沈んでゆく。
山のこの時間は綺麗だけどなんか物悲しいな。
この後 真っ暗な闇が降りて来るのか。
そしてさらに寒くなるんだよなぁ。
過ごせるのか雪山の夜。
コワくて不安だ。
とりあえず、足が冷たくなってきたのでテントに戻ろう。
。。。
二日目 に続く。
今回背負って登るザック50L。

今回が初の雪山テント泊であり、何が要るのか要らないかよく分からなかったので、
色々詰め込んでくくり付けたら 19kg。
それでも アマゴ釣り の時より軽いや。(笑)
とりあえず、雪山で食って泊まって行動できるだろう必要最低限のモノは持ったと思う。
雪山テント泊ってどれだけ寒くて不便なのだろう。
夏山テント泊 は今夏やれたけども。
何かあった場合・・・何があるんだろう? 何かって何だろう?
そして自分はそれに対処できるのだろうか。
この山行を決めた数日前から、ずっとそんなことを思っていた。
不安は多いけど、何事も経験だ。
やってみにゃわからん。
「安全第一、無事に戻って来る。」
これが今回も最大の目的。
朝6時30分、ザックを背負って車から離れ始めた頃、
扇沢橋下の駐車場に2台目の車が入ってきた。
今日は先行者なし。
----------------------------------------------------------------------------
柏原新道を登る。
途中、南尾根ルートにとりつき、そこからジャンクションピークまで登ってテン泊、
翌日爺ヶ岳登頂を目指そうと思っていたけど・・・
結局、南尾根ルートへのとりつき場所が分からず2,000m付近まで来てしまった。(笑)
まぁいいや。
このまま種池山荘を目指そう。
トレースあるし ♪

今日も美しい、針ノ木岳~スバリ岳~赤沢岳の吊り尾根の白い稜線を見ながら進む。
----------------------------------------------------------------------------
順調だったが、途中からトレースがなくなった。
またか。(涙)
うげげー
それでも行くしかない~

ズボッ、ズボッ、 一歩一歩。
今日は夕方までに着けばいいし。

ズボッ、ズボッ、 荷が重いが 一歩一歩。
前回の撤退地点を通過し、汗だくで鉄砲坂の急斜面を登りきる頃、
目的の種池山荘 (標高,2,450m / 冬季閉鎖中)が見えてきた。
やった !

小屋が見えたら余裕が出てきたので、
一脚を雪に刺してセルフ撮り。(笑)


ふぅー
種池山荘到着~
ここまで5時間半、ついにココへ来たど~ !!
爺ヶ岳を見ながら一服。
---------------------------------------------------------------------------
そしてザックを置いたままそこらじゅうを散策。
誰もいないくて貸切だ ♪

G方面、明日てっぺんに立つよ~
小屋後ろの倉庫? の上に登って鹿島槍ヶ岳 (標高2,889 m) を撮影。

北アルプス 後立山連峰の盟主、南北二つの頂上を持つ双耳峰。
この双耳峰、晴れた日は自宅の玄関先から見えるんだよな~
いつか登ってみたい。
それにしてもいい天気。 青い空。
今、冬の北アルプスに居る。
風も穏やかな冬晴れの日。
気持ちがイイ。
ふひー
さて、テントの設営でもするかー。
=================================================
まずは風の影響を受けなさそうな場所を探して・・・
例のスコップで 現場作業。 えっさ。
雪かきならば慣れている。

30分後・・・

じゃん。
ペグは打てないので割り箸を雪に埋めて・・・

テント内に雪が入りにくくなるよう、入り口前を深く掘って・・・
スコップ活躍。
ついでに水作り用の綺麗な雪もビニール袋に集めておくか。

「猫耳のテンバ」 完成~ ♪
こんな感じでイイのかな。
明日朝起きたら テントの中から朝焼けの鹿島槍。
いいじゃん いいじゃん。
祝・初の雪中テント設営。
日本酒ワンカップを飲みながら ひとり竣工式。
=================================================
さて、小屋の東側には、さっき声をかけてくれた穏やかな東京の紳士と、
ラッセルにもの凄く感謝してくれた女性がテント設営中。

私も、眺望のイイこっち扇沢側でも良かったかな。
そのままサブザックを背負って稜線散歩 ♪
小屋からG方面に少し歩くと・・・

剱岳 !! (標高2,999m)
なんとゆう風格。オーラ。
凄い山の塊だ。
そのまま、真っ白なモナカ雪原をワカンでサクサクと歩いて行く。

雷鳥いないかな~
正面に爺ヶ岳南峰。

もう少し登ったところから剱岳を見たい。
そして、爺ヶ岳までのルートも偵察しておこう。
何ごとも調査が大事なのでね。
ズームで種池山荘と剱岳。

午後の陽ざしで陰影くっきり ♪
左には鹿島槍ヶ岳。

このボリュ-ミーな ぽっちゃり具合は私好み。(笑)
ふりかえってトレース。

自由にうねうね歩きすぎたか。(笑)
ん? 分岐。

このまま行っちゃえ !
そして・・・

午後3時、爺ヶ岳(南峰) ・・・登頂 !!

小屋から約90分、稜線散歩とG偵察のつもりが。(笑)
-----------------------------------------------------------------------------
山頂から南尾根。

明日登ってくるはずだった尾根。(笑)
さっきの女性が、今夜ジャンクションピークに泊まるパーティーがいるって言ってたっけ。
私も当初、そこらへんへ幕営の予定だったんだか。
奥には北アルプスのランドマーク 槍ヶ岳も。
鹿島槍への稜線。

キレイだな。
あっ、ここから先にトレースがある !!
誰かが来てくれてたんだ。ありがたい。
トレースがあるなら格段に歩きやすくなる。
明日あそこまで目指してみるか。鹿島槍ヶ岳。
今日もう爺ヶ岳登っちゃったし、種池小屋からここまではトレースつけたし。(笑)
山頂からの立山連峰を堪能し~
さてあそこまで戻ろう。

結局雷鳥には会えず残念賞 (^^;
------------------------------------------------------------------------
夕方4時30分、テント内でゴソゴソしてたら始まってたアーベントロート。

象足のまま飛び出したけど、もう陽が沈んでた。(汗)

サンセット稜線。
昼間見た あの白い稜線に陽が沈んでゆく。
山のこの時間は綺麗だけどなんか物悲しいな。
この後 真っ暗な闇が降りて来るのか。
そしてさらに寒くなるんだよなぁ。
過ごせるのか雪山の夜。
コワくて不安だ。
とりあえず、足が冷たくなってきたのでテントに戻ろう。
。。。
二日目 に続く。
この記事へのコメント
こんばんは。
体調が良かったので読ませて頂きました。
凄い事やりますね。
しかし、同じような事をする人がいるんですね。
体調が良かったので読ませて頂きました。
凄い事やりますね。
しかし、同じような事をする人がいるんですね。
◆Fさん、こんばんは。
具合悪くならなかったですか? 反省してまーす。(笑)
雪中テント泊、私は怖々でしたが皆さん慣れていてスマートでしたよ。
現地で色々教えてもらいました。
一人じゃなくて心強かったです。
具合悪くならなかったですか? 反省してまーす。(笑)
雪中テント泊、私は怖々でしたが皆さん慣れていてスマートでしたよ。
現地で色々教えてもらいました。
一人じゃなくて心強かったです。
裏山~
雪の剱は荘厳ですね!
鹿島槍もEカンジ(^o^)b
雪の剱は荘厳ですね!
鹿島槍もEカンジ(^o^)b
◆hさん、おはようございます。
天候に恵まれ、素晴らしい景色が待っていてくれました。
初日はですが。(笑)
hさんも、3日間のラッセル(笑)、そして無事のサミット成功お疲れ様でした!
天候に恵まれ、素晴らしい景色が待っていてくれました。
初日はですが。(笑)
hさんも、3日間のラッセル(笑)、そして無事のサミット成功お疲れ様でした!