北アルプス 唐松岳 連敗

3月上旬、北アルプス唐松岳(からまつだけ/標高2,696m)の登頂を目指したものの、
1度目は深雪により敗退。
その翌週は烈風により撤退。
冬のアルプス。雪と風。
なかなか思い通りにいかんわな。
長文失礼!
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唐松岳の山頂を目指すには、白馬八方尾根スキー場のゴンドラ&リフトを乗りついで、
スキー場上部外のバックカントリーとなる八方尾根沿いに登っていくのが基本ルート。

白馬村は前日降雪だったものの、この日は晴天予報。
青空の中多くの登山者が登頂目指して唐松岳へ。
その山頂は、立山連峰 剱岳など北アルプスの白き名峰々の360度の大展望が待っている。

八方池を過ぎ、

下の樺を過ぎたあたりまでは先行者達のトレースのおかげでサクサク登っていくも…
その先の急斜面で渋滞。
昨日降った新雪で腰までの深雪、先頭集団が進めなくなっている。
ここまで道を作ってくれた方達に感謝しつつ、自らも先頭になり(なってしまい)切り拓こうとするが…
まず目の前の腰まである雪をヒザでつぶし踏み台とし、
次の一歩のため左足を踏みだすも深く沈み込み次の右足が出せない。
左足を踏みなおすため抜こうとするが抜けなくて困った。
雪の急斜面で ただもがくだけ、先頭になって5分もたたないうちに後続に交代。(汗)

この深雪の急斜面、皆さんはどこまで進めたのだろう。
帰りの最終リフトの時間もあるし、丸山ケルンまでは行けたのだろうか。
ここまで先頭で道を作って進んできてくれた方達に感謝しつつ、
私はここ2,302m地点で撤退を決意。

北アルプス 唐松岳。
この新雪が落ち着くだろう来週にでもリベンジだな~
==========================
・・でその来週、晴れ予報に再び白馬八方尾根スキー場へ。

現地快晴!
白馬三山もくっきりのNiceday!
今回は稜線途中での雪山イグルー泊予定でシュラフやら(予備でテントも)重量級の荷物を背負ってきた。
スノーシューも括り付けてきた。
これで深雪でも 途中で泊まって2日がかりで山頂を目指せるぞ。
今日こそなるか、いや、なすぞ唐松岳登頂!

強風により最後のリフトが動かなかったため、
ゲレンデ脇を登ってゲレンデトップの八方池山荘まで。
奥に見える白き鹿島槍ヶ岳&五竜岳が冬晴れにすばらしい。
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八方池山荘まで登り切り、アイゼンを装着して登り始めると…

爆風。
北側から山側から容赦なく吹き付ける風に歩を進めることができない。
時折襲う直線的な突風に身体がよろけるので 風上にストックを斜めに突き刺し両足を開いて耐える。
八方池山荘から歩くことたった約300m。
ここでこの風。

風を避けられる八方池山荘脇まで戻り、
ボトルに入れてきた温かいコーヒーを飲みながら気持ちを落ち着かせるも、
現在風速28m/秒、午後からはもっと風が強くなる予報。
先行者達も次々に降りてきている。
10時30分。
雪中泊はもってのほか、登ることもとても無理だろうと撤退。(涙)

冬のアルプス。
深雪と爆風により二週続けての敗退&撤退。
冬の天気、週末に良コンディションに恵まれることはそうそう確率は高くないよなぁ。
「冬のアルプス雪の山。登れたものなら儲けもの」
自宅に戻り、雪山イグルー内で楽しむ予定だった おでんともつ煮&日本酒と焼酎をザックから出し、
そんなことを改めて思いながら食べ飲みほしたのでした~
唐松岳の山頂を目指すには、白馬八方尾根スキー場のゴンドラ&リフトを乗りついで、
スキー場上部外のバックカントリーとなる八方尾根沿いに登っていくのが基本ルート。

白馬村は前日降雪だったものの、この日は晴天予報。
青空の中多くの登山者が登頂目指して唐松岳へ。
その山頂は、立山連峰 剱岳など北アルプスの白き名峰々の360度の大展望が待っている。

八方池を過ぎ、

下の樺を過ぎたあたりまでは先行者達のトレースのおかげでサクサク登っていくも…
その先の急斜面で渋滞。
昨日降った新雪で腰までの深雪、先頭集団が進めなくなっている。
ここまで道を作ってくれた方達に感謝しつつ、自らも先頭になり(なってしまい)切り拓こうとするが…
まず目の前の腰まである雪をヒザでつぶし踏み台とし、
次の一歩のため左足を踏みだすも深く沈み込み次の右足が出せない。
左足を踏みなおすため抜こうとするが抜けなくて困った。
雪の急斜面で ただもがくだけ、先頭になって5分もたたないうちに後続に交代。(汗)

この深雪の急斜面、皆さんはどこまで進めたのだろう。
帰りの最終リフトの時間もあるし、丸山ケルンまでは行けたのだろうか。
ここまで先頭で道を作って進んできてくれた方達に感謝しつつ、
私はここ2,302m地点で撤退を決意。

北アルプス 唐松岳。
この新雪が落ち着くだろう来週にでもリベンジだな~
==========================
・・でその来週、晴れ予報に再び白馬八方尾根スキー場へ。

現地快晴!
白馬三山もくっきりのNiceday!
今回は稜線途中での雪山イグルー泊予定でシュラフやら(予備でテントも)重量級の荷物を背負ってきた。
スノーシューも括り付けてきた。
これで深雪でも 途中で泊まって2日がかりで山頂を目指せるぞ。
今日こそなるか、いや、なすぞ唐松岳登頂!

強風により最後のリフトが動かなかったため、
ゲレンデ脇を登ってゲレンデトップの八方池山荘まで。
奥に見える白き鹿島槍ヶ岳&五竜岳が冬晴れにすばらしい。
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八方池山荘まで登り切り、アイゼンを装着して登り始めると…

爆風。
北側から山側から容赦なく吹き付ける風に歩を進めることができない。
時折襲う直線的な突風に身体がよろけるので 風上にストックを斜めに突き刺し両足を開いて耐える。
八方池山荘から歩くことたった約300m。
ここでこの風。

風を避けられる八方池山荘脇まで戻り、
ボトルに入れてきた温かいコーヒーを飲みながら気持ちを落ち着かせるも、
現在風速28m/秒、午後からはもっと風が強くなる予報。
先行者達も次々に降りてきている。
10時30分。
雪中泊はもってのほか、登ることもとても無理だろうと撤退。(涙)

冬のアルプス。
深雪と爆風により二週続けての敗退&撤退。
冬の天気、週末に良コンディションに恵まれることはそうそう確率は高くないよなぁ。
「冬のアルプス雪の山。登れたものなら儲けもの」
自宅に戻り、雪山イグルー内で楽しむ予定だった おでんともつ煮&日本酒と焼酎をザックから出し、
そんなことを改めて思いながら食べ飲みほしたのでした~
この記事へのコメント
冬のアルプスはおっかないですね。
荒れるのが冬でしょうか?
もしかすると八方尾根に雨男が居たのかも知れません。
安全第一。
生きてれば登頂のチャンスはありますからね。
荒れるのが冬でしょうか?
もしかすると八方尾根に雨男が居たのかも知れません。
安全第一。
生きてれば登頂のチャンスはありますからね。
◆Fさん、こんばんは。
冬は西高東低の気圧配置で大陸からの風が強く、
移動性の高気圧に当たらない限り穏やかな快晴の日に遭遇するのはめったなし。
天気は日頃の行い次第です(笑)
この数日前に八方尾根にスキーに行った某F氏も暴風に襲われていましたね。
この唐松岳は過去に冬に数回登頂していて冬でも登りやすい山だと思っていました。
今回は雪と風で引き返しましたが、山頂からの絶景を楽しみにまたチャンスを狙いますよ。
冬は西高東低の気圧配置で大陸からの風が強く、
移動性の高気圧に当たらない限り穏やかな快晴の日に遭遇するのはめったなし。
天気は日頃の行い次第です(笑)
この数日前に八方尾根にスキーに行った某F氏も暴風に襲われていましたね。
この唐松岳は過去に冬に数回登頂していて冬でも登りやすい山だと思っていました。
今回は雪と風で引き返しましたが、山頂からの絶景を楽しみにまたチャンスを狙いますよ。