2024 ツキイチ6月分 ~滝上の楽園を探しに~

目的の滝を越え、その滝上にあるだろう楽園を探して遡行してくると 現れたのはさらなる大滝。
この滝を越えたい。
岩魚が居るかどうかもであるが、
この沢の上流の脱渓ポイントに今朝、車を1台停めておいたのでね。
---------------------------------------------
Fさんと、2008年から続けている、信州木曽谷支流の調査。
「月イチ定例!支流調査」、通称「ツキイチ」。
17シーズン目となる2024開幕戦となった6月分は、
2024年 2月の「安全祈願」で決めた事業計画の1つを発動します。
早朝木曽に集合し、車2台で今回の調査沢へ。
Fさんが事前に調べておいてくれた、
その沢の源流部で沢が車道に一番近づく場所に車を1台デポしておきます。
これで戻りはラクできます。
実はこの作戦、2022年9月の調査で失敗 しています。
その原因は私。
脱渓ポイントまで辿り着いたものの車のキーを忘れ、
遡行してきた沢を引き返さざるを得なかったのでした(汗)。
今回の作戦の鍵はキー。
キーである鍵をしっかり持ったことを確認し入渓です。
今シーズンも前置きが長くなりスミマセーン
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山道を歩き沢にたどり着くと、まず現れた目的の滝。
この滝下までは岩魚が居たことは調査済み。
であればこの滝上に岩魚は居るのかいないのか。そこに楽園はあるのか。
これが今回の調査の目的。

滝にとりつくと、向かって左側から攻めようと二人で決めた。
決めたなら即行動、岩を草木を両手で掴み、
シビれる箇所にはロープをかけ確保しつつ斜面をもがき登っていく。

終盤足場が脆くヒヤッとするも、どうにか登り切り滝上に出る。
さあここから。いざ。

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滝上の楽園。
越えにくい滝の上はなかなか人が入らないので、きっと多くの岩魚が棲んでいるだろう。
それはロマン。
今回はそのロマンを求めて調査に入ったのだが・・

苔むした岩が点在し、深場も数ある素晴らしい渓相なのだが魚影なし。
ルアーを追ってくる生き物がいない。

数時間ロッドを振り続けるも魚の姿なし。
なんということでしょう。
ロマンなんて言葉で欲を隠したのが岩魚界にはバレバレだったか。

そこで冒頭写真の滝。
素晴らしいヌシがいてもおかしくないのだが何度キャストしても無反応。
ドラマは起きず。

それでも車があるので滝を越えようと右から土斜面を登り岩場にとりつくも
最後にオーバーハングしていて足を置けない。
つまり越えられない。
お手上げだ~
ロマンを夢見てここまで来た。
滝の上には魚は居なかった。
滝の上には越えられない滝があった。

今回の調査の目的が達成できたので制覇。
------------------------------------------------
登ってきた沢を下り、平らな場所で沢メシ。

6月の調査、木曽のこの時期の風物詩、Fさんが持ってきてくれた朴葉巻きをいただく。
私はきっと持ってきてくれるだろうと予想して、
現地で蒸すためにザックにメスティンを忍ばせてきていた(笑)

Fさんの奥さんの実家で作ったという朴葉巻き。
コレコレ、初夏の香りと味わい。毎年好きでたまらない。
木曽に居る。沢でほおばる。
Fさんありがとうございました。
食後は恒例、その日の沢の水を沸かしてからのカップ麺。

カロリーも補給したし、最初の滝まで戻り、滝を降りて車まで戻りましょうかね。
滝を降り、滝下で今日初の岩魚が釣れた。

この岩魚は滝の上から落ちてきたのではなく、
きっと下流から遡上してきたのであろう。
-----------------------------------------

Fさんお疲れさまでした。
滝上にはきっと楽園があるはず!
と挑んだ今シーズンの初調査。
結果は二人で確かめてきたとおり、妄想した通りにはいきませんでしたね。
でもこれが調査、今シーズンもまた一つ 気になっていた谷の沢を歩くことができました~

さて、車に戻ったのでもう一台の車をとりにエンジンをかけましょう。
この調査は、魚を釣ることを目的としない。
その沢の、その先がどうなっているのか自分達の目で確かめたい。
ただそれだけ。
ツキイチ調査 令和6年6月分、「滝上の楽園を探しに」
-完-
Fさんと、2008年から続けている、信州木曽谷支流の調査。
「月イチ定例!支流調査」、通称「ツキイチ」。
17シーズン目となる2024開幕戦となった6月分は、
2024年 2月の「安全祈願」で決めた事業計画の1つを発動します。
早朝木曽に集合し、車2台で今回の調査沢へ。
Fさんが事前に調べておいてくれた、
その沢の源流部で沢が車道に一番近づく場所に車を1台デポしておきます。
これで戻りはラクできます。
実はこの作戦、2022年9月の調査で失敗 しています。
その原因は私。
脱渓ポイントまで辿り着いたものの車のキーを忘れ、
遡行してきた沢を引き返さざるを得なかったのでした(汗)。
今回の作戦の鍵はキー。
キーである鍵をしっかり持ったことを確認し入渓です。
今シーズンも前置きが長くなりスミマセーン
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山道を歩き沢にたどり着くと、まず現れた目的の滝。
この滝下までは岩魚が居たことは調査済み。
であればこの滝上に岩魚は居るのかいないのか。そこに楽園はあるのか。
これが今回の調査の目的。

滝にとりつくと、向かって左側から攻めようと二人で決めた。
決めたなら即行動、岩を草木を両手で掴み、
シビれる箇所にはロープをかけ確保しつつ斜面をもがき登っていく。

終盤足場が脆くヒヤッとするも、どうにか登り切り滝上に出る。
さあここから。いざ。

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滝上の楽園。
越えにくい滝の上はなかなか人が入らないので、きっと多くの岩魚が棲んでいるだろう。
それはロマン。
今回はそのロマンを求めて調査に入ったのだが・・

苔むした岩が点在し、深場も数ある素晴らしい渓相なのだが魚影なし。
ルアーを追ってくる生き物がいない。

数時間ロッドを振り続けるも魚の姿なし。
なんということでしょう。
ロマンなんて言葉で欲を隠したのが岩魚界にはバレバレだったか。

そこで冒頭写真の滝。
素晴らしいヌシがいてもおかしくないのだが何度キャストしても無反応。
ドラマは起きず。

それでも車があるので滝を越えようと右から土斜面を登り岩場にとりつくも
最後にオーバーハングしていて足を置けない。
つまり越えられない。
お手上げだ~
ロマンを夢見てここまで来た。
滝の上には魚は居なかった。
滝の上には越えられない滝があった。

今回の調査の目的が達成できたので制覇。
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登ってきた沢を下り、平らな場所で沢メシ。

6月の調査、木曽のこの時期の風物詩、Fさんが持ってきてくれた朴葉巻きをいただく。
私はきっと持ってきてくれるだろうと予想して、
現地で蒸すためにザックにメスティンを忍ばせてきていた(笑)

Fさんの奥さんの実家で作ったという朴葉巻き。
コレコレ、初夏の香りと味わい。毎年好きでたまらない。
木曽に居る。沢でほおばる。
Fさんありがとうございました。
食後は恒例、その日の沢の水を沸かしてからのカップ麺。

カロリーも補給したし、最初の滝まで戻り、滝を降りて車まで戻りましょうかね。
滝を降り、滝下で今日初の岩魚が釣れた。

この岩魚は滝の上から落ちてきたのではなく、
きっと下流から遡上してきたのであろう。
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Fさんお疲れさまでした。
滝上にはきっと楽園があるはず!
と挑んだ今シーズンの初調査。
結果は二人で確かめてきたとおり、妄想した通りにはいきませんでしたね。
でもこれが調査、今シーズンもまた一つ 気になっていた谷の沢を歩くことができました~

さて、車に戻ったのでもう一台の車をとりにエンジンをかけましょう。
その沢の、その先がどうなっているのか自分達の目で確かめたい。
ただそれだけ。
ツキイチ調査 令和6年6月分、「滝上の楽園を探しに」
-完-
この記事へのコメント
ずいぶん前の事のような、
昨日の事のような。
楽園と思っていましたが現実は厳しい。
しかし、これが調査です。
今回は車のキーをちゃんと持ってんですけど
滝はこえられせんでした。
それも行ってみないと分かりません。これぞ調査です。
矢印ありがとうございました。源流人がいますね。
規模感が分かりますね。私も参考にします。
昨日の事のような。
楽園と思っていましたが現実は厳しい。
しかし、これが調査です。
今回は車のキーをちゃんと持ってんですけど
滝はこえられせんでした。
それも行ってみないと分かりません。これぞ調査です。
矢印ありがとうございました。源流人がいますね。
規模感が分かりますね。私も参考にします。
◆Fさん、こんにちは。
記事アップがずいぶーん遅くなり過ぎましたが、
コメントありがとうございました。
6月の調査、成功か失敗かで言えば、失敗ではなく成功です。
なぜなら この滝の上に行ってみて初めて真実が分かったので。
迷彩服の源流人は景色に同化しているので矢印入れてみました。
人が入ると規模感が分かりやすいですね。
朴葉巻き、ありがとうございました!
記事アップがずいぶーん遅くなり過ぎましたが、
コメントありがとうございました。
6月の調査、成功か失敗かで言えば、失敗ではなく成功です。
なぜなら この滝の上に行ってみて初めて真実が分かったので。
迷彩服の源流人は景色に同化しているので矢印入れてみました。
人が入ると規模感が分かりやすいですね。
朴葉巻き、ありがとうございました!