秋のアレ1-2 ~ 横尾本谷-殺生ヒュッテ ~

2015年のシルバーウィーク、目指した場所は北アルプス 槍ヶ岳。(3,180m)
私にとっては初めてで念願の槍ヶ岳。
3泊4日分、約16kgのテント泊装備一式背負ってこの↑ 沢筋を登り、
上部のカールから稜線に抜けるバリエーションを絡めて行ってきました。
初日分から長文失礼(^^;
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今回の山行プラン名 「秋のアレ」。
今年の 正月雪山で、hさんと計画した 秋の槍ヶ岳に登る今年のメイン山行の一つ。
なのでこれまで、槍ヶ岳に登ることを じっと温存してきたのだ。(疑)
残念ながらyさんは参加できなかったけど、hさん、mjさんの三人で向かったのでした。(^^)/
【1日目】
朝7時。歩き出しは上高地から。
昨年まで一度も来たことがなかった 上高地、今年はもう4回目。

途中、多くの登山者が歩く一般登山道から沢に分け入り、
かって、ウェストンが槍に登るのに初めて使ったという このクラッシックルートを辿る。


下流部では激しい藪コギを強いられたが、二股を過ぎるとガレた沢登がメイン。
釣り仲間でもある3人、こういうところは慣れているが、斜度があるので休憩しながら。


フンガフンガと沢を登り切って やっとこ稜線が見えると、
カールの手前に こんもりとモレーン (氷河が運んだ堆石) が立ちはだかった。

時間はすでに夕方5時、この時間からカールを越えるのは無理であろう。
ザックを下ろしてここで今日の行動終了。
三人で乾杯後、それぞれのシュラフで静かな夜を明かした。
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【2日目】
眩しい朝陽。
今日も青空なのが嬉しい。

モレーンを突破し、通称 「黄金平」、横尾右俣の圏谷を歩く。
広々と静寂なカールの懐を歩く。
目指すは、見上げる稜線の一番低いところでいいだろうと決めた。
案内標識は無いので、歩けるところを選んで登ってゆく。

カール壁にとりつき、コル目がけて両足パンパンで斜面を登り切ると・・・
でた、槍ヶ岳!

東鎌尾根からのびる槍ヶ岳。
空に突き上げる美しいライン。
このトンガリは、今まで東西南北から何度も眺めてきた。
明日の朝、遂にあの先っちょに立つんだと思ったら、少し身震いした。(私は高所恐怖症なので。(^^;)
登って来た谷とカール。

キツかったからこその爽快な景色。
さてここからの一般登山道、hさん、mjさんには南岳に先行してもらい、
私は荷物をデポし、天狗池まで往復し 二人を追いかけたのでした。
まだまだ続きます。(^^;
===========================================
途中でmjさんに追いつき天狗原の稜線分岐まで出る。
そこではhさんが待っていてくれた。

手前、中岳からの3,000m級の稜線が凄い。
槍ヶ岳に向かって進む、歩きたかった稜線だ。
振り返って穂高連峰は、最終日に向かう予定。

mjさんと中岳 (3,084m) 通過。
(hさんは南を自摸ってきているはず。)

大喰岳 (3,101m) を目指すには、ここをこんなにも下って登り返すのか。

中岳、大喰岳は、槍に向かうためにただ通過するだけの穏やかなピークと思っていたけど、
なんのなんの、アップダウンやハシゴもありかなりヘバった。
大喰岳を過ぎると槍ヶ岳がぐっと近くに。

カメラズームでさらにぐっと引き寄せると・・・

うわぁ、登っとる登っとる。
最後の垂直のハシゴ、かなりコワそうだなぁ。(汗)
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午後2時30分 本日のテント場、殺生 (せっしょう) ヒュッテ着。

ここは2年前にhさんが泊まり、ロケーションが羨ましかった場所。
今回の 「秋のアレ」 に組み込んでもらったのだ。(^^)/
三人それぞれテントを張り終えると、小屋の前で缶ビールで乾杯。
その後思い思いに山の時間を過ごし、薄暗くなってから hさんのテント前で3人で晩飯。
槍ヶ岳を直下で見上げられる、雲上のテント場。
やっぱり素晴らしかった!

夜は、満天の星に槍のシルエット浮かぶ。

明日はいよいよ 初!槍ヶ岳アタックだ。
しかし、こんなに穂先に近くても、登頂にはかな~り ジラされたのでした。(汗)
~ 3日目に続く ~
今回の山行プラン名 「秋のアレ」。
今年の 正月雪山で、hさんと計画した 秋の槍ヶ岳に登る今年のメイン山行の一つ。
なのでこれまで、槍ヶ岳に登ることを じっと温存してきたのだ。(疑)
残念ながらyさんは参加できなかったけど、hさん、mjさんの三人で向かったのでした。(^^)/
【1日目】
朝7時。歩き出しは上高地から。
昨年まで一度も来たことがなかった 上高地、今年はもう4回目。

途中、多くの登山者が歩く一般登山道から沢に分け入り、
かって、ウェストンが槍に登るのに初めて使ったという このクラッシックルートを辿る。


下流部では激しい藪コギを強いられたが、二股を過ぎるとガレた沢登がメイン。
釣り仲間でもある3人、こういうところは慣れているが、斜度があるので休憩しながら。


フンガフンガと沢を登り切って やっとこ稜線が見えると、
カールの手前に こんもりとモレーン (氷河が運んだ堆石) が立ちはだかった。

時間はすでに夕方5時、この時間からカールを越えるのは無理であろう。
ザックを下ろしてここで今日の行動終了。
三人で乾杯後、それぞれのシュラフで静かな夜を明かした。
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【2日目】
眩しい朝陽。
今日も青空なのが嬉しい。

モレーンを突破し、通称 「黄金平」、横尾右俣の圏谷を歩く。
広々と静寂なカールの懐を歩く。
目指すは、見上げる稜線の一番低いところでいいだろうと決めた。
案内標識は無いので、歩けるところを選んで登ってゆく。

カール壁にとりつき、コル目がけて両足パンパンで斜面を登り切ると・・・
でた、槍ヶ岳!

東鎌尾根からのびる槍ヶ岳。
空に突き上げる美しいライン。
このトンガリは、今まで東西南北から何度も眺めてきた。
明日の朝、遂にあの先っちょに立つんだと思ったら、少し身震いした。(私は高所恐怖症なので。(^^;)
登って来た谷とカール。

キツかったからこその爽快な景色。
さてここからの一般登山道、hさん、mjさんには南岳に先行してもらい、
私は荷物をデポし、天狗池まで往復し 二人を追いかけたのでした。
まだまだ続きます。(^^;
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途中でmjさんに追いつき天狗原の稜線分岐まで出る。
そこではhさんが待っていてくれた。

手前、中岳からの3,000m級の稜線が凄い。
槍ヶ岳に向かって進む、歩きたかった稜線だ。
振り返って穂高連峰は、最終日に向かう予定。

mjさんと中岳 (3,084m) 通過。
(hさんは南を自摸ってきているはず。)

大喰岳 (3,101m) を目指すには、ここをこんなにも下って登り返すのか。

中岳、大喰岳は、槍に向かうためにただ通過するだけの穏やかなピークと思っていたけど、
なんのなんの、アップダウンやハシゴもありかなりヘバった。
大喰岳を過ぎると槍ヶ岳がぐっと近くに。

カメラズームでさらにぐっと引き寄せると・・・

うわぁ、登っとる登っとる。
最後の垂直のハシゴ、かなりコワそうだなぁ。(汗)
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午後2時30分 本日のテント場、殺生 (せっしょう) ヒュッテ着。

ここは2年前にhさんが泊まり、ロケーションが羨ましかった場所。
今回の 「秋のアレ」 に組み込んでもらったのだ。(^^)/
三人それぞれテントを張り終えると、小屋の前で缶ビールで乾杯。
その後思い思いに山の時間を過ごし、薄暗くなってから hさんのテント前で3人で晩飯。
槍ヶ岳を直下で見上げられる、雲上のテント場。
やっぱり素晴らしかった!

夜は、満天の星に槍のシルエット浮かぶ。

明日はいよいよ 初!槍ヶ岳アタックだ。
しかし、こんなに穂先に近くても、登頂にはかな~り ジラされたのでした。(汗)
~ 3日目に続く ~
この記事へのコメント
こんばんは。
また凄い事やってますね。
槍ですか。見るだけで怖いです。
途中岩魚はいませんでしたか?
私は、妄想でヨダレがでましたよ(笑)
また凄い事やってますね。
槍ですか。見るだけで怖いです。
途中岩魚はいませんでしたか?
私は、妄想でヨダレがでましたよ(笑)
◆Fさん、こんばんは。
槍ヶ岳、近づくにつれ私も震えてきました。
武者震いですがね。
この沢、良さげなポイントも多数ありましたよ。
しかし禁漁エリア、ココで釣りをしたら怒られますが、
きっと良型がのんびりと暮らしているのでしょう!
槍ヶ岳、近づくにつれ私も震えてきました。
武者震いですがね。
この沢、良さげなポイントも多数ありましたよ。
しかし禁漁エリア、ココで釣りをしたら怒られますが、
きっと良型がのんびりと暮らしているのでしょう!
お疲れやまでした!
あ、まだ槍登頂前だった(笑)
先月h爺が赤石へ辿った道もウェストンのクラシックルートでしたが、
この道もそうだったんですね!
実はウェストン・サワスキーなんですかね?
あ、まだ槍登頂前だった(笑)
先月h爺が赤石へ辿った道もウェストンのクラシックルートでしたが、
この道もそうだったんですね!
実はウェストン・サワスキーなんですかね?
◆hさん、おはようございます。
すみません、槍ヶ岳登頂まではもう少し時間がかかります。
少々混み合ってまして。(笑)
ウェストンのルートだったことは、私も下山してから知りました。
水辺のルートや沢好きな、ウォーター・ウェストンでもあったのかもしれませんね。
すみません、槍ヶ岳登頂まではもう少し時間がかかります。
少々混み合ってまして。(笑)
ウェストンのルートだったことは、私も下山してから知りました。
水辺のルートや沢好きな、ウォーター・ウェストンでもあったのかもしれませんね。