北アルプス 五竜岳

赤い屋根の五竜山荘 (閉鎖中) を見下ろしたら、再び前を向いて歩き出す。
前回の撤退地点を越え、念願の登頂目指して一歩一歩だ。
2015年3月21日 五竜岳 初回敗退
2015年3月22日 五竜岳 また敗退
日本百名山 北アルプス 五竜岳 (2,814 m) 、今シーズン三度目のアタック!
しつこいですよ、私は。(笑)
そして今回も長文。反省しています。
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朝焼けに照らされたゲレンデ。

そう、白馬五竜スキー場は5月10日で営業終了、テレキャビン (ゴンドラ) は停止中。
なので麓からスキー場 (と脇の作業道) を歩いて登っていく。
ゴンドラ始発時間を待たず、朝早く歩き出せるのが良い。
ゴンドラ代 往復1,900円を節約できるのも良いぞ。
1時間半でスキー場を登り切り、地蔵ノ頭ケルンを過ぎて二ノ背髪。

三たび目指す五竜岳が正面に。
今日はあのてっぺんに立つ!立ちたい! いや、立たせてください。(笑)
毎度の遠見尾根は雪がほぼ無くなってて新鮮トレック、

白岳 (しらたけ/2,541m) への登りの途中からアイゼンを装着し、
イヤなトラバースを終えて五竜山荘到着。
麓からここまで4時間半。
まだ朝の9時であることが嬉しい。

五竜岳と対峙しながら、
フルグラ&チョコベビー&柿ピーを入れてきたナルゲンボトルを口に運んで小腹を満たす。
水は4L担いできたので心配なし。
ローション + リップクリームを塗り直して日焼け対策もバッチリだ。(笑)
さあ 五竜岳!
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全身使って攀じる岩場。
私は好きだ。

砂礫帯。 こういう場所は落ち着ける。
その先の岩場はマークに沿って南側を巻いた。

ラストの鎖場を過ぎると現れた雪の壁。
これか。
短い区間ではあるが再びアイゼン装着。
ピッケルは持ってこなかったので、ストックを短くし スノーバケットを外して 簡易ダブルアックス。
雪に刺す支点を両手に確保し慎重に。
時間に余裕があるのが 精神的に助かる。

登り切ったら山頂標識が見えてきた!!
天空山頂に向かって、一直線にのびているのはビクトリーロードか。
しかし、雪庇が落ちるかも? がコワかったので 岩場左の夏道に入る。
山頂は目前。
アイゼンを外す手間が惜しいので ガチャガチャ もうそのまま行ってしまえ!(笑)
そして・・・

五竜岳 登頂!
ついに、ついにである。
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念願の山頂から見えたのは・・・

南に 双耳峰 鹿島槍ヶ岳 (2,889m)。
先月下旬登頂し、喉カラカラで生還した山。
そしてその鹿島槍南峰の肩の先には 槍ヶ岳 (3,180m) が 霞んで見えた。
この未踏のランドマークは、いまだ私の憧れだ。

西は 剱岳 (2,999m) が堂々君臨。 立山連峰。

北は ゼブラ。(笑)
唐松岳 (2,696m)から 白馬岳 (2,932m) に続く稜線が美しい。
そして東は・・・

登ってきたスキー場からの遠見尾根、そして五竜山荘からの登山道。
先々月、時間切れ撤退と、雪壁に屈したこの登山道。
そうそうたる名峰を望める山頂で、この東側が一番眺めが良く、
一番気持ちの良かった方角だったのでした。
誰も登って来ない山頂で、30分以上眺望を楽しんだら ザックを背負ってゆっくり下山を開始しよう。
風は穏やかなので 長袖アンダー + ポリTのまま。
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正午、山荘まで戻って スポーツようかんと例のナルゲンでお昼。
五竜岳をゆっくり眺め浸りながら。
あそこに登った。登ってこれた。

だらだら~
風そよそよ~
下山ゴンドラの時間を気にしなくてよいのが良いなぁ~
下りはあのトラバースがイヤなので、白岳まで登り返して尾根道を真っ直ぐ下った。
-------------------------------------------------------------------------
小遠見山まで下りてきてひと休み。

左の鹿島槍ヶ岳と 右に五竜岳。
もともとは、ここからの景色 が見たくて登ってきたのが始まりだった。
今では、左は雪渓をかじった山、右は三回アタックした山。(笑)
あのピークとあのピークに立った。
・・・となると、次はその点と点を繋ぎたくなってくるなぁ。 (・ω・)
=3
スキー場まで降りてきたら、整備している作業員の方が2人。
今日初めて人に会った。

さて、ゲレンデを歩いて麓まで下ろう。
ヘロヘロなので、上級者コースはしんどいけども。(笑)
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五竜岳山頂から下る途中、山荘手前の登山道で見つけた黄色。
雪の無くなった稜線には、小さい色が咲き始めていた。

季節はすすんでいるんだなぁって思った。
雪山シーズンは終わり過ぎてゆくけれど、これから夏に向かって 山には花が咲く。
花咲く稜線歩きも気持ちがイイんだよな~
テント担いできて のんびりがイイな。
こりゃ、4回目も悪くないぞ。(笑)
だけど次は、ゴンドラが再開してからにしよっと。(笑)
- 完 -
朝焼けに照らされたゲレンデ。

そう、白馬五竜スキー場は5月10日で営業終了、テレキャビン (ゴンドラ) は停止中。
なので麓からスキー場 (と脇の作業道) を歩いて登っていく。
ゴンドラ始発時間を待たず、朝早く歩き出せるのが良い。
ゴンドラ代 往復1,900円を節約できるのも良いぞ。
1時間半でスキー場を登り切り、地蔵ノ頭ケルンを過ぎて二ノ背髪。

三たび目指す五竜岳が正面に。
今日はあのてっぺんに立つ!立ちたい! いや、立たせてください。(笑)
毎度の遠見尾根は雪がほぼ無くなってて新鮮トレック、

白岳 (しらたけ/2,541m) への登りの途中からアイゼンを装着し、
イヤなトラバースを終えて五竜山荘到着。
麓からここまで4時間半。
まだ朝の9時であることが嬉しい。

五竜岳と対峙しながら、
フルグラ&チョコベビー&柿ピーを入れてきたナルゲンボトルを口に運んで小腹を満たす。
水は4L担いできたので心配なし。
ローション + リップクリームを塗り直して日焼け対策もバッチリだ。(笑)
さあ 五竜岳!
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全身使って攀じる岩場。
私は好きだ。

砂礫帯。 こういう場所は落ち着ける。
その先の岩場はマークに沿って南側を巻いた。

ラストの鎖場を過ぎると現れた雪の壁。
これか。
短い区間ではあるが再びアイゼン装着。
ピッケルは持ってこなかったので、ストックを短くし スノーバケットを外して 簡易ダブルアックス。
雪に刺す支点を両手に確保し慎重に。
時間に余裕があるのが 精神的に助かる。

登り切ったら山頂標識が見えてきた!!
天空山頂に向かって、一直線にのびているのはビクトリーロードか。
しかし、雪庇が落ちるかも? がコワかったので 岩場左の夏道に入る。
山頂は目前。
アイゼンを外す手間が惜しいので ガチャガチャ もうそのまま行ってしまえ!(笑)
そして・・・

五竜岳 登頂!
ついに、ついにである。
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念願の山頂から見えたのは・・・

南に 双耳峰 鹿島槍ヶ岳 (2,889m)。
先月下旬登頂し、喉カラカラで生還した山。
そしてその鹿島槍南峰の肩の先には 槍ヶ岳 (3,180m) が 霞んで見えた。
この未踏のランドマークは、いまだ私の憧れだ。

西は 剱岳 (2,999m) が堂々君臨。 立山連峰。

北は ゼブラ。(笑)
唐松岳 (2,696m)から 白馬岳 (2,932m) に続く稜線が美しい。
そして東は・・・

登ってきたスキー場からの遠見尾根、そして五竜山荘からの登山道。
先々月、時間切れ撤退と、雪壁に屈したこの登山道。
そうそうたる名峰を望める山頂で、この東側が一番眺めが良く、
一番気持ちの良かった方角だったのでした。
誰も登って来ない山頂で、30分以上眺望を楽しんだら ザックを背負ってゆっくり下山を開始しよう。
風は穏やかなので 長袖アンダー + ポリTのまま。
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正午、山荘まで戻って スポーツようかんと例のナルゲンでお昼。
五竜岳をゆっくり眺め浸りながら。
あそこに登った。登ってこれた。

だらだら~
風そよそよ~
下山ゴンドラの時間を気にしなくてよいのが良いなぁ~
下りはあのトラバースがイヤなので、白岳まで登り返して尾根道を真っ直ぐ下った。
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小遠見山まで下りてきてひと休み。

左の鹿島槍ヶ岳と 右に五竜岳。
もともとは、ここからの景色 が見たくて登ってきたのが始まりだった。
今では、左は雪渓をかじった山、右は三回アタックした山。(笑)
あのピークとあのピークに立った。
・・・となると、次はその点と点を繋ぎたくなってくるなぁ。 (・ω・)
=3
スキー場まで降りてきたら、整備している作業員の方が2人。
今日初めて人に会った。

さて、ゲレンデを歩いて麓まで下ろう。
ヘロヘロなので、上級者コースはしんどいけども。(笑)
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五竜岳山頂から下る途中、山荘手前の登山道で見つけた黄色。
雪の無くなった稜線には、小さい色が咲き始めていた。
季節はすすんでいるんだなぁって思った。
雪山シーズンは終わり過ぎてゆくけれど、これから夏に向かって 山には花が咲く。
花咲く稜線歩きも気持ちがイイんだよな~
テント担いできて のんびりがイイな。
こりゃ、4回目も悪くないぞ。(笑)
だけど次は、ゴンドラが再開してからにしよっと。(笑)
- 完 -
この記事へのコメント
こんにちは。
私なら迷わずゴンドラ使います(笑)
しかし、タフですね。
月イチも、稜線を越えてしまう勢いですね。
私なら迷わずゴンドラ使います(笑)
しかし、タフですね。
月イチも、稜線を越えてしまう勢いですね。
うん、凄い景色じゃのお。(私)
こんな景色が、その先に足を運ばせるんですね。
きっと。
花咲く稜線トレック、最高だろうなぁ。
こんな景色が、その先に足を運ばせるんですね。
きっと。
花咲く稜線トレック、最高だろうなぁ。
あれ、(笑)が(私)になってた。
自分が凄い景色って、意味じゃないよん。(笑)
自分が凄い景色って、意味じゃないよん。(笑)
しつこく攻略しましたねー
でもあんまりしつこいとモテませんぜ(私)
あれ、何故か(私)に(笑)
それにしてもいいっす(^-^)b
h爺もでっかい景色の中、稜線歩きしたくなってきましたよ!
でもあんまりしつこいとモテませんぜ(私)
あれ、何故か(私)に(笑)
それにしてもいいっす(^-^)b
h爺もでっかい景色の中、稜線歩きしたくなってきましたよ!
おつかれやまでした
名前にちなんであと2回登っておきましょう!
何か悟れるかもしれませんよw
名前にちなんであと2回登っておきましょう!
何か悟れるかもしれませんよw
◆Fさん、おはようございます。
動いていれば、私も迷わずゴンドラ使います。
やはり、カネの力は偉大です。(財)
月イチも稜線越えましょう!
ロッドを持つと、さらに馬力が増してきますので。(疑)
動いていれば、私も迷わずゴンドラ使います。
やはり、カネの力は偉大です。(財)
月イチも稜線越えましょう!
ロッドを持つと、さらに馬力が増してきますので。(疑)
◆mjさん、おはようございます。
(笑)
花咲く稜線のトレック、イイですよ!
青空と残雪、さらにライチョウも一緒だともっと最高ですね。(願)
(笑)
花咲く稜線のトレック、イイですよ!
青空と残雪、さらにライチョウも一緒だともっと最高ですね。(願)
◆mjさん、再です。
mjさんの凄い景色も撮りますよ。(私)
撮影ポイントは、稜線より温泉が良いですかー。(笑)
mjさんの凄い景色も撮りますよ。(私)
撮影ポイントは、稜線より温泉が良いですかー。(笑)
◆hさん、おはようございます。
そのとおりですぜ。(私)
しかし、3回目もフラれても きっと再アタックしたでしょう。(笑)
今頃は、そろそろ稜線に出た頃かな?
良い山行を~ 炭酸にご注意。 (笑)
そのとおりですぜ。(私)
しかし、3回目もフラれても きっと再アタックしたでしょう。(笑)
今頃は、そろそろ稜線に出た頃かな?
良い山行を~ 炭酸にご注意。 (笑)
◆yさん、おはようござます。
百竜岳じゃなくて良かった。(笑)
百竜岳じゃなくて良かった。(笑)