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信州発、山登りや沢歩きのmemo。

2022 尾根キャンプ

   

2022 尾根キャンプ

北アルプスの標高約2,000m地点。爺ヶ岳の東尾根。

気温マイナス5℃、午後~夜半は風も穏やかな冬キャンプでした~



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今回の目的は、1日目になるべく標高を稼いで尾根上でベースを見つけてテント泊、
2日目に爺ヶ岳(中峰/標高2,670 m)へ山頂アタックの計画。


2022 尾根キャンプ


朝9時、登山口の大町市鹿島集落 鹿島山荘脇。
冬は重装備となるザック23㎏がズシリ、つぼ足+ストックで入山です。


取り付きの急登に喘ぎ、その後の穏やかな樹林帯でスノーシューに履き替えて。

約2時間半で樹林帯を抜け、JP(標高1,767m)でアイゼンにチェンジし雪尾根を登りきると・・


2022 尾根キャンプ


正面に爺ヶ岳、右に鹿島槍ヶ岳(標高2,889 m)の白き稜線が素晴らしい。



2022 尾根キャンプ

P3(標高1,978m)手前から振り返って 登ってきた東尾根。

初めて登るこのルートは冬季バリエーション、通常は藪々で登山道がない尾根。


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12時30分。

P3ピークにテントが1張、できればP2(標高2,198m)まで行きたかったけれど、
風も強く、久々の重荷を背負っての山登りでバテバテ、早くザックを下ろしたい。

P3から少し進むとと、登山道脇に良さげな平坦があったので・・


2022 尾根キャンプ


ここを本日のキャンプ地としよう。



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場所が決まったら、風よけ用のスノーブロック作り。


2022 尾根キャンプ

ノコギリで雪面を切り、スコップでブロックを取り出したら
テントを囲えるだろう位置に並べ積んでいく。

並べたらノコギリで置面を削って整え、切り出した次のブロックを積んでいく。

なんて楽しい作業なんでしょう。



2022 尾根キャンプ


約1時間30分ほどで風ガード&設営完了。



2022 尾根キャンプ


14時過ぎ、気付くと辺りはそよそよに。

3月の北アルプス、尾根の上で最高のヤツ。


ただ座って眺めているだけの至福の時間。



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・・やっと着替えて寝床を整え終わると、夕夜ゴハンに おでん。

2022 尾根キャンプ

セブンイレブンのに具材を足して バージョンアップバージョン。



陽の落ちた18時、なんといまだ微風。

2022 尾根キャンプ


厳冬期では考えられない グローブなしでの撮影。
寒くないと色々と具合がいいな。



2022 尾根キャンプ

回り込むと安曇野の街が見下ろせるキャンプ地。



その後の星空撮影会も盛り上がりました~


2022 尾根キャンプ




20時過ぎ、さすがに寒く眠くなってきたのでシュラフに潜ろう。
メインの熱源は体温、サブに貼るカイロと湯たんぽと。

2022 尾根キャンプ


ZZZ。。


夜中に風が強くなって、バタバタとした音で2~3回目が覚めたなぁ。


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朝7時、おはよう日本。


2022 尾根キャンプ


昨夜からスマホのバッテリーがなくなったので現地の天気予報が分からなかったけれど、
朝からの強風、山頂方面から西~北側はガスガス。

これでは眺望は得られないだろう とあっさり山頂アタックを諦めゆっくりと朝ごはんに。
冬の爺ヶ岳は数年前に 柏原新道からピークを踏んでいる ので良しとしよう。


2022 尾根キャンプ



テントから顔を出すと 男性2人が脇の登山道を降りてきた。

言葉を交わすと、今朝2時半に麓から歩き出し登頂してきたという。
この強風の中すごいなぁ。


食後のコーヒータイムを終えたらゆっくりと撤収&解体を開始して下山するかな。



=3


標高約2,000m地点、北アルプス爺ヶ岳の東尾根。

素晴らしい景色の中での冬キャンプでした~






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この記事へのコメント
ご苦労様でした。正に修行。絶対できない。でもスノードームは作りたい。
SO
2022年03月15日 16:02
スノーブロック作りは大変そうですが楽しそう。
せっかく作ったならもう一泊したいですね。
2014年の時とはテントが違いますね。
何が違うのでしょうか??軽量化ですか??

写真が最高です。そうゆう写真が撮りたいものです。
でも、極寒キャンプは私には出来ません。

2022年03月15日 18:40
◆SOさん、こんばんは。

今回、雪山を登頂できなかったのでキャンプをしてきたことにしました。(笑)
これで焚火ができればもっと最高だったですがね。

スノードーム(イグルー)作りはかなり楽しかったですよ。
今回は手探りでしたが、いつか本格的なの作って泊まってみたいですね~
mukuri
2022年03月17日 20:52
◆Fさん、こんばんは。

そう、2014年のテントとの一番の違いは軽量化です。
そして、冬装備は荷物の置き場も広くほしいので室内サイズも大きくなっています。
雨も降らないのでフライシートもいらないですしね。

この夜は風が穏やかで写真をたくさん撮る時間がとれました。
強風だと寒くてシャッターを押すのもしんどいです。
mukuri
2022年03月17日 20:52
 
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