ライチョウの未来
先日から、あまりにもショックなニュースが3つも同時に飛び込んできました。
【北アルプスのライチョウ 今世紀末で消滅か】 (7月11日 市民タイムス)
【ライチョウひな全滅か 中央アルプス 5羽確認できず】 (7月12日 長野日報)
【3羽目 ライチョウひな死ぬ 大町】 (7月13日 信濃毎日新聞)

2016年8月 北アルプス 笠ヶ岳
・・・残念で悔しくて仕方ありません。
【北アルプスのライチョウ 今世紀末で消滅か】 (7月11日 市民タイムス)
【ライチョウひな全滅か 中央アルプス 5羽確認できず】 (7月12日 長野日報)
【3羽目 ライチョウひな死ぬ 大町】 (7月13日 信濃毎日新聞)

2016年8月 北アルプス 笠ヶ岳
・・・残念で悔しくて仕方ありません。
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昨年、約半世紀ぶりに中央アルプスでライチョウの生息が確認され、
生息地復活か!と歓喜に包まれました。
ただ、今回の有精卵入れ替えプロジェクトは事前調査や準備の時間が少なく、
抱卵の期間も限られていることから、
慌ただしくも見切り発車せざるを得ない状況だったのだと思います。
私も含め、環境省も関係者も、ライチョウの置かれている現実に焦っています。
近年南アルプスで一定の成果をあげている「ケージ保護」と「天敵捕獲」の対策を
複合的に行うことができていれば、今回の結果は違ったものになったのかも知れません。
「ライチョウは弱かったので生きることができなかった。」
残念ですが、まずこの事実を受け止めなければなりません。
いずれにしても、もう待ったなしでニホンライチョウ絶滅の危機が迫っていて、
その危険性を少しでも減らしていかなければなりません。
今回の5羽のヒナの死を決して無駄死にとすることなく、
中央アルプスで一度は孵った儚い生命が、未来へとつながることを願うばかりです。
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絶滅迫るといわれるライチョウ達に対して、
今自分に何が出来るのか?という歯がゆさでいっぱいですが、
この現実をまず一人でも多くの人に知ってほしくてこの記事を載せました。
前例もないし、みな手探りなんだと思います。
何もせずにただ部屋で心配しているよりも、何かしらの行動をとらずにはいられない、
正解か不正解かも分からずにライチョウを信じて。
今回、卵を北アルプスから運んできて、
中央アルプスに棲むメスによって孵化させることが出来ました。
大きな希望の一歩を残せたのは事実です。
短期間の命でしたが、「生きる!生きよう!生きたい!」と
力強く鳴くヒナ達の声が私には聞こえてきました。

2016年7月 北アルプス 鹿島槍ヶ岳
そのつぶらな瞳に見えている未来。
ライチョウ!!
昨年、約半世紀ぶりに中央アルプスでライチョウの生息が確認され、
生息地復活か!と歓喜に包まれました。
ただ、今回の有精卵入れ替えプロジェクトは事前調査や準備の時間が少なく、
抱卵の期間も限られていることから、
慌ただしくも見切り発車せざるを得ない状況だったのだと思います。
私も含め、環境省も関係者も、ライチョウの置かれている現実に焦っています。
近年南アルプスで一定の成果をあげている「ケージ保護」と「天敵捕獲」の対策を
複合的に行うことができていれば、今回の結果は違ったものになったのかも知れません。
「ライチョウは弱かったので生きることができなかった。」
残念ですが、まずこの事実を受け止めなければなりません。
いずれにしても、もう待ったなしでニホンライチョウ絶滅の危機が迫っていて、
その危険性を少しでも減らしていかなければなりません。
今回の5羽のヒナの死を決して無駄死にとすることなく、
中央アルプスで一度は孵った儚い生命が、未来へとつながることを願うばかりです。
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絶滅迫るといわれるライチョウ達に対して、
今自分に何が出来るのか?という歯がゆさでいっぱいですが、
この現実をまず一人でも多くの人に知ってほしくてこの記事を載せました。
前例もないし、みな手探りなんだと思います。
何もせずにただ部屋で心配しているよりも、何かしらの行動をとらずにはいられない、
正解か不正解かも分からずにライチョウを信じて。
今回、卵を北アルプスから運んできて、
中央アルプスに棲むメスによって孵化させることが出来ました。
大きな希望の一歩を残せたのは事実です。
短期間の命でしたが、「生きる!生きよう!生きたい!」と
力強く鳴くヒナ達の声が私には聞こえてきました。

2016年7月 北アルプス 鹿島槍ヶ岳
そのつぶらな瞳に見えている未来。
ライチョウ!!
この記事へのコメント
身勝手な人間達が、沢山の生き物を絶滅に追い込んできました。
環境問題にしっかり目を向けるべきですね。
我々一人ひとりが出来る事をやりましょう。
ブログを通じての情報発信もその一つですね。
環境問題にしっかり目を向けるべきですね。
我々一人ひとりが出来る事をやりましょう。
ブログを通じての情報発信もその一つですね。
◆Fさん、こんばんは。
落ちたら拾う。
汚れたら掃除をする。
故障したら修理をする。
たとえ元のとおりにならなくても、何もしなければずっとそのままですからね。
返信になっていませんね。
反省していまーす。
落ちたら拾う。
汚れたら掃除をする。
故障したら修理をする。
たとえ元のとおりにならなくても、何もしなければずっとそのままですからね。
返信になっていませんね。
反省していまーす。
長文です m(__)m
まず中央アルプスでヒナが死んじゃった話しですが、
梅雨寒が続いたので、低体温死と思います。
今年は各地で繁殖の歩留まりが悪いんじゃないでしょうか。
ただ、孵化後の生存率が高い年もあるので、
これは「行って来い」かと。
(もちろん、残念ではあります)
それより、半世紀前に絶滅してから、
生息環境は改善したんですかね?
まず中央アルプスでヒナが死んじゃった話しですが、
梅雨寒が続いたので、低体温死と思います。
今年は各地で繁殖の歩留まりが悪いんじゃないでしょうか。
ただ、孵化後の生存率が高い年もあるので、
これは「行って来い」かと。
(もちろん、残念ではあります)
それより、半世紀前に絶滅してから、
生息環境は改善したんですかね?
【北アルプスのライチョウ 今世紀末で消滅か】のニュースはショッキングですね。
研究者にはこういう事をもっと声高に言ってもらいたいです。
現在のライチョウ減少原因は温暖化以外に色々あるとはいえ、
将来、温暖化原因で絶滅するとすれば、
その時はライチョウだけの問題では済まないはずですから。
研究者にはこういう事をもっと声高に言ってもらいたいです。
現在のライチョウ減少原因は温暖化以外に色々あるとはいえ、
将来、温暖化原因で絶滅するとすれば、
その時はライチョウだけの問題では済まないはずですから。
いくらケージで保護しても、有精卵とすり替えて孵化させても、
根本的な問題が解決されていない限り、
【絶滅によって失われる命の数を増やしているだけ】
な気がします。
とは言ってはみるものの、
自分では「月に何度か自転車通勤」とか「なるべく冷暖房を使わない」とか、
そんな事ぐらいしかできないんですけどね・・・
でもみんなでそれをやれば、少しは改善されるかも!
根本的な問題が解決されていない限り、
【絶滅によって失われる命の数を増やしているだけ】
な気がします。
とは言ってはみるものの、
自分では「月に何度か自転車通勤」とか「なるべく冷暖房を使わない」とか、
そんな事ぐらいしかできないんですけどね・・・
でもみんなでそれをやれば、少しは改善されるかも!
そんな事を考えつつ、今年も南アへ調査に通います。
世界的には無理としても、
国内ではライチョウは温暖化問題を考える旗印になり得ます。
それにはmukuriさんが言われるように、
みんなにもっと知ってもらわなきゃなんないですし、
知ってもらうためには、こっちもちゃんと調べとかないないといけないので。
現状をライブでお伝えできるよう、(できるだけ^^;;)頑張りま~す
え? 自分のブログでやれ?
失礼しましたっ (lll-ω-)ノ
世界的には無理としても、
国内ではライチョウは温暖化問題を考える旗印になり得ます。
それにはmukuriさんが言われるように、
みんなにもっと知ってもらわなきゃなんないですし、
知ってもらうためには、こっちもちゃんと調べとかないないといけないので。
現状をライブでお伝えできるよう、(できるだけ^^;;)頑張りま~す
え? 自分のブログでやれ?
失礼しましたっ (lll-ω-)ノ
◆へさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
そして、数回にもわたる南アルプスのライチョウ調査お疲れ様です。
貴重なモニタリング&データ収集ですよ。
今回のライチョウのニュースは、関心がある人には深刻な問題でも、
関心のない人にはどうでもいいニュースかも知れませんね。
私も日常の行動を何でもライチョウ生存に結びつけている訳ではないですし。
コメントありがとうございました。
そして、数回にもわたる南アルプスのライチョウ調査お疲れ様です。
貴重なモニタリング&データ収集ですよ。
今回のライチョウのニュースは、関心がある人には深刻な問題でも、
関心のない人にはどうでもいいニュースかも知れませんね。
私も日常の行動を何でもライチョウ生存に結びつけている訳ではないですし。
「ライチョウのヒナが生まれたんですってね!」
「なんだかライチョウが大変になっているんですね~。ニュースでみましたよ!」
「私の母は、昭和49年頃中央アルプスでライチョウ見たって!じっと見たって。可愛かったよ~!って。」
最近、私の周りでこんな声が聞こえています。
今回のニュースは残念でしたが、話題に出るだけ嬉しくなります。
「なんだかライチョウが大変になっているんですね~。ニュースでみましたよ!」
「私の母は、昭和49年頃中央アルプスでライチョウ見たって!じっと見たって。可愛かったよ~!って。」
最近、私の周りでこんな声が聞こえています。
今回のニュースは残念でしたが、話題に出るだけ嬉しくなります。
ライチョウが急激に進化してハイパーライチョウにでもならない限り、
今の環境で生命を繋いでいくことは困難なのでしょう。
ライチョウもその他の生物も、当事者である人間も、今の地球にもがいています。
ライチョウの現状(=人間が住む地球の現状)、へさんのブログでのライブ配信よろしくお願いしまーす!
今の環境で生命を繋いでいくことは困難なのでしょう。
ライチョウもその他の生物も、当事者である人間も、今の地球にもがいています。
ライチョウの現状(=人間が住む地球の現状)、へさんのブログでのライブ配信よろしくお願いしまーす!