北岳・間ノ岳・農鳥岳~仙丈ヶ岳

夏休みをいただいて、テントを担いで2泊3日の南アルプス。
北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山&仙塩尾根の北部を縦走してきました。
写真は2日目、中白根山直下からの北岳(3,193m)。
*今回も長文失礼(^^;
-----------------------------------------------------
【1日目】

スタートは伊那市の仙流荘から。
下山もココに戻ってくる予定。
朝8時05分発のバスで北沢峠から広河原まで乗り継ぎ、広河原から歩き出し、
思ったより早く北岳肩の小屋テント場に到着できたので、


酒とメシとノンビリをたっぷり味わったのでした。
今日は一日ずっとガスガスだったけど 明日天気になぁれ~

---------------------------------------------------
【2日目】
朝2時半に起床し、朝5時過ぎに北岳山頂(3,193m)でご来光。

ココからの 間ノ岳(あいのだけ)へと続くボリューミーな稜線がたまらない。
険しく深く、広くて遠く。素晴らしい造形美。

北岳山荘から中白根山を過ぎ、間ノ岳手前で振り返る。
気持ちの良い標高3,000mの稜線散歩♪

この日の行程はロング(18km、CT12時間)でもあり、
今回の山行のメイン日でもあったので、この日晴れてくれて良かった~

そして、南アルプスではまだ未踏だった3,000m峰、間ノ岳(3,190m)に初登頂~ (^^)/
さらに目指す、正面 農鳥岳(3,026m)も初めて登る3000m峰。

天気が良いことが嬉しくて、デカい眺望が気持ち良くて。

和かい風に揺れる稜線のトウヤクリンドウ
-------------------------------------------------------
ルート上にある農鳥小屋が近づくと少し緊張。ウケケケ。

「トイレ貸してくださいー」
「石垣のうら。」
薄暗い小屋の中で作業していた 農鳥小屋名物のオヤっさんがヌクっと振り向いて一言。
「おかりしまーす。」
あー緊張した。
ザックをデポさせていただき、農鳥小屋から約1時間で、
農鳥岳(3,026m)登頂(^^)/

ここから見る間ノ岳~北岳と・・

富士と雲海が実に素晴らしかった。
ゆっくり山の眺望と空気と、今自分がココに居ることを堪能したのでした。
やっぱり山はイイな。
ここから大門沢へ下るパーティーが多かったようだけど、
私は今夜は両俣小屋まで戻ってテント泊。
腕時計は10時20分。
さて立ち上がりますか。
-----------------------------------------------------
西農鳥岳まで戻ると正面に間ノ岳がデカイ。

同じ南アルプスの赤石岳や聖岳、悪沢岳もデカいと思ったけど、
この山もとびっきりデカい。
=3
農鳥小屋から再び重ザックを背負って、この間ノ岳の登り返しはきつかったなぁ。
記事はまだまだ続くしココらで休憩~

間ノ岳南斜面のチングルマ
=3

13時、三峰岳分岐まで来て仙塩尾根に乗り、北正面に明日目指す仙丈ヶ岳。
当初の予定は3泊4日、今夜は南の熊ノ平小屋にテントで3日目塩見岳ピストン。
4日目にこの主稜線を歩く予定だったのだけれど・・
明日と明後日は秋雨前線がビンゴ予報(TT)で急遽一日短縮の行程変更、
両俣小屋をめざし北へ向かったのでした。
=3

三峰岳北登山道脇のウラシマツツジ
樹林帯を誰とも会わず2時間30分、てくてく歩いて野呂川越に到着。
両俣小屋には14時50分着。

テントを張ったら小屋前の木製テーブルにて缶ビールでまったり。
小屋への宿泊客は5~6人、テントは私の一張りだけでした。

食事を終えるとぽつぽつ雨が。
することがなくて19時には眠りについていたのでした。
ZZZ
--------------------------------------------------
【3日目】
朝はテントをたたく雨の音で目が覚めて。
目指すは仙丈ヶ岳~北沢峠への下山の日。
カッパ着て撤収、朝6時発=3
雨ガスの中樹林帯を進み

伊那荒倉岳通過~

ナナカマドの実が赤く色づく主稜線はずっと雨風ガス。
・・・っと ハイマツの海を進んだ先で

ライチョウのペア発見!(写真はオスのみ)
雨とガスと風と疲れと寒さでへこたれていたけど元気が出たぞぃ。
ありがとうライチョウ。
=3
11時10分、ついに仙丈ヶ岳(3,033m)タッチ!

誰もいない山頂、
雨風びゅうびゅうで寒い寒い。
両俣小屋から辛抱の約5時間、長かった~
=3
身体が冷えてて温かいものが食べたかったので、

馬の背ヒュッテまで降りて来てアツアツおでん。
温かい小屋のストーブとで生き返ったなぁ。
さて北沢峠まではもうあと少し、ガンバロウ!
---------------------------------------------------
・・ということで、私の夏休み。
晴れた稜線を、雨の樹林帯を歩いた静かな3日間。

南アルプス、南アルプス、デカくて長い山脈。
一部行程変更したけども、
登りたかった山に登れ、歩きたかった尾根を歩けた今回の山旅。
最終日は修行であったけどね。(^^;
-完-
*長文おつきあいありがとうございました。
【1日目】

スタートは伊那市の仙流荘から。
下山もココに戻ってくる予定。
朝8時05分発のバスで北沢峠から広河原まで乗り継ぎ、広河原から歩き出し、
思ったより早く北岳肩の小屋テント場に到着できたので、


酒とメシとノンビリをたっぷり味わったのでした。
今日は一日ずっとガスガスだったけど 明日天気になぁれ~

---------------------------------------------------
【2日目】
朝2時半に起床し、朝5時過ぎに北岳山頂(3,193m)でご来光。

ココからの 間ノ岳(あいのだけ)へと続くボリューミーな稜線がたまらない。
険しく深く、広くて遠く。素晴らしい造形美。

北岳山荘から中白根山を過ぎ、間ノ岳手前で振り返る。
気持ちの良い標高3,000mの稜線散歩♪

この日の行程はロング(18km、CT12時間)でもあり、
今回の山行のメイン日でもあったので、この日晴れてくれて良かった~

そして、南アルプスではまだ未踏だった3,000m峰、間ノ岳(3,190m)に初登頂~ (^^)/
さらに目指す、正面 農鳥岳(3,026m)も初めて登る3000m峰。

天気が良いことが嬉しくて、デカい眺望が気持ち良くて。

和かい風に揺れる稜線のトウヤクリンドウ
-------------------------------------------------------
ルート上にある農鳥小屋が近づくと少し緊張。ウケケケ。

「トイレ貸してくださいー」
「石垣のうら。」
薄暗い小屋の中で作業していた 農鳥小屋名物のオヤっさんがヌクっと振り向いて一言。
「おかりしまーす。」
あー緊張した。
ザックをデポさせていただき、農鳥小屋から約1時間で、
農鳥岳(3,026m)登頂(^^)/

ここから見る間ノ岳~北岳と・・

富士と雲海が実に素晴らしかった。
ゆっくり山の眺望と空気と、今自分がココに居ることを堪能したのでした。
やっぱり山はイイな。
ここから大門沢へ下るパーティーが多かったようだけど、
私は今夜は両俣小屋まで戻ってテント泊。
腕時計は10時20分。
さて立ち上がりますか。
-----------------------------------------------------
西農鳥岳まで戻ると正面に間ノ岳がデカイ。

同じ南アルプスの赤石岳や聖岳、悪沢岳もデカいと思ったけど、
この山もとびっきりデカい。
=3
農鳥小屋から再び重ザックを背負って、この間ノ岳の登り返しはきつかったなぁ。
記事はまだまだ続くしココらで休憩~

間ノ岳南斜面のチングルマ
=3

13時、三峰岳分岐まで来て仙塩尾根に乗り、北正面に明日目指す仙丈ヶ岳。
当初の予定は3泊4日、今夜は南の熊ノ平小屋にテントで3日目塩見岳ピストン。
4日目にこの主稜線を歩く予定だったのだけれど・・
明日と明後日は秋雨前線がビンゴ予報(TT)で急遽一日短縮の行程変更、
両俣小屋をめざし北へ向かったのでした。
=3

三峰岳北登山道脇のウラシマツツジ
樹林帯を誰とも会わず2時間30分、てくてく歩いて野呂川越に到着。
両俣小屋には14時50分着。

テントを張ったら小屋前の木製テーブルにて缶ビールでまったり。
小屋への宿泊客は5~6人、テントは私の一張りだけでした。

食事を終えるとぽつぽつ雨が。
することがなくて19時には眠りについていたのでした。
ZZZ
--------------------------------------------------
【3日目】
朝はテントをたたく雨の音で目が覚めて。
目指すは仙丈ヶ岳~北沢峠への下山の日。
カッパ着て撤収、朝6時発=3
雨ガスの中樹林帯を進み

伊那荒倉岳通過~

ナナカマドの実が赤く色づく主稜線はずっと雨風ガス。
・・・っと ハイマツの海を進んだ先で

ライチョウのペア発見!(写真はオスのみ)
雨とガスと風と疲れと寒さでへこたれていたけど元気が出たぞぃ。
ありがとうライチョウ。
=3
11時10分、ついに仙丈ヶ岳(3,033m)タッチ!

誰もいない山頂、
雨風びゅうびゅうで寒い寒い。
両俣小屋から辛抱の約5時間、長かった~
=3
身体が冷えてて温かいものが食べたかったので、

馬の背ヒュッテまで降りて来てアツアツおでん。
温かい小屋のストーブとで生き返ったなぁ。
さて北沢峠まではもうあと少し、ガンバロウ!
---------------------------------------------------
・・ということで、私の夏休み。
晴れた稜線を、雨の樹林帯を歩いた静かな3日間。

南アルプス、南アルプス、デカくて長い山脈。
一部行程変更したけども、
登りたかった山に登れ、歩きたかった尾根を歩けた今回の山旅。
最終日は修行であったけどね。(^^;
-完-
*長文おつきあいありがとうございました。
この記事へのコメント
農鳥の空中トイレを体験してきたですか(笑)
両俣〜仙丈、悪天なら林道歩くもんなんだけど、、、
仙塩尾根歩きが目的なら仕方ないよね(^^;;
白峰三山+αのでっかい山歩き、お疲れした〜〜
両俣〜仙丈、悪天なら林道歩くもんなんだけど、、、
仙塩尾根歩きが目的なら仕方ないよね(^^;;
白峰三山+αのでっかい山歩き、お疲れした〜〜
素晴らしいです!
素晴らしい写真に素晴らしい文章です。
山の魅力が伝わります。
私も登山やりたくなりました。
が、
疲れそうなので辞めておきます(笑)
素晴らしい写真に素晴らしい文章です。
山の魅力が伝わります。
私も登山やりたくなりました。
が、
疲れそうなので辞めておきます(笑)
◆hさん、こんばんは。
農鳥の空中トイレ、強風時は避けたいと思いました。(笑)
今回仙塩尾根を歩くのも目的でしたので悪天でも進みましたが、
全く眺望がなかったので、次回は塩仙で通貫したいですね~
三峰岳ピークも踏んでこなかったし(^^;
農鳥の空中トイレ、強風時は避けたいと思いました。(笑)
今回仙塩尾根を歩くのも目的でしたので悪天でも進みましたが、
全く眺望がなかったので、次回は塩仙で通貫したいですね~
三峰岳ピークも踏んでこなかったし(^^;
◆Fさん、こんばんは。
確かに疲れますが燃焼しますに。(笑)
メイン日に素晴らしい天気に恵まれました。
天気が良いと写真を撮るのも気持ち良いですね。
確かに疲れますが燃焼しますに。(笑)
メイン日に素晴らしい天気に恵まれました。
天気が良いと写真を撮るのも気持ち良いですね。