ミッシングリンク

南アルプス南部の主稜線で、南からは聖岳まで歩いた。北からは兎岳まで歩いた。
結果、兎岳と聖岳の間(約2km)が残ってしまった。
なので、今回はピークハントではなく その聖兎区間を歩いて線を「繋ぐ」ことが目的。
*写真は兎岳側からの聖岳
----------------------------------------------------
今回も心配なのはやはり天気。
しかし、山をやるようになってから 毎週末天気が気になっているなぁ。(^^;
=3
便ヶ島から歩き出して、西沢渡から樹林帯を約3時間もくもく、
眺望が得られるはずの薊畑に抜け出るも・・

やっぱり?今回もガスガス(^^;
まぁ雨でないだけましと自分に言い聞かせて。
登山道を小聖岳まで登って、まず目指すは聖岳。
ガスの中、背後にうっすら見える左下がりのシルエットが今日歩きたい稜線だな。

目指す道が見えたので、やや疲れが出始めていたけどテンションが上がる。
「お気をつけて~」
「アナタモ オキヲツケテ!」
ここまで誰とも会わずに一気に登ってきた。
出会った外国人2人組と少々会話して元気をもらう。
12時30分、聖岳(3,013m)登頂。

真っ白けで眺望ないのが残念だけど、
今回の目的はここから「繋ぐこと」と自分に言い聞かせて。
さてと、一休みしたし歩き出そう。
ミッシングリンクを下り始めると正面に兎岳。
今回の目的ははあそこまで。

標高で約400m下ってからの200m登り返しは、
精神的にも体力的にもしんどかったなぁ。ぜは~
=3

14時、標高2,755m、兎岳直下の避難小屋に到着。
ここが今夜のお宿。
あと20分位、頑張れば山頂まで行けなくはないけど、
もうくたびれてしまったので今日の行動はこれにて終了としよう。
ここまで来てれば、兎岳登頂は明日でいいや。
小屋内の天井下に張られたロープに、カッパやら朝から着てきたもの脱いでをかけた。
一人でスペース使い過ぎかな?と思ったけど、結局今夜は誰も入って来なかった。
貸し切りであることが嬉しいような、寂しいような。

外に出ると相変わらず真っ白なガス空。
たまにうっすら見えるハイマツの斜面と兎岳のシルエット。
担いできたワンカップをグイっと呑むと身体のそこら中に沁みて18時にはシュラフへ。
---------------------------------------------------
翌朝4時に起きて・・

兎岳(標高2,818 m)登頂!そして接続!
やったぁ、聖兎区間が繋ったぞぃ。
目的達成 (^^)♪
ガスの中、山頂標識に喜びを伝えてきたぞ。
=3
--------------------------------------------------------------

9月下旬の南アルプス、標高2,500m辺りではナナカマドが色づき始め、
谷から吹き上がるヒンヤリと冷たい風が、夏とは違う匂いを一気に運んできた。

聖岳に戻る途中、ガスの背後から 不動にしてその季節を迎える赤石岳がぬぅっと出現すると、
あっという間に広がる青空に、澄み渡る南アルプスが高く遠くまで。
のんびり雲上に君臨する富士山を見納めたら、名残惜しいけど下山としよう。

=3
無事西沢度に戻ってきて、冷たい沢水で顔を洗ったら気持ちが良かったなぁ。

今回の山行で、聖岳と兎岳までを繋げることができた。
南アルプス、これでまだ歩いていない残る主稜線は仙塩尾根の塩見岳~三峰岳区間か。
きっといつかそこも歩くのであろう。
赤線で繋がった地図を見ながら、ニヤニヤ自己満足するためにね(笑)
-完-
今回も心配なのはやはり天気。
しかし、山をやるようになってから 毎週末天気が気になっているなぁ。(^^;
=3
便ヶ島から歩き出して、西沢渡から樹林帯を約3時間もくもく、
眺望が得られるはずの薊畑に抜け出るも・・

やっぱり?今回もガスガス(^^;
まぁ雨でないだけましと自分に言い聞かせて。
登山道を小聖岳まで登って、まず目指すは聖岳。
ガスの中、背後にうっすら見える左下がりのシルエットが今日歩きたい稜線だな。

目指す道が見えたので、やや疲れが出始めていたけどテンションが上がる。
「お気をつけて~」
「アナタモ オキヲツケテ!」
ここまで誰とも会わずに一気に登ってきた。
出会った外国人2人組と少々会話して元気をもらう。
12時30分、聖岳(3,013m)登頂。

真っ白けで眺望ないのが残念だけど、
今回の目的はここから「繋ぐこと」と自分に言い聞かせて。
さてと、一休みしたし歩き出そう。
ミッシングリンクを下り始めると正面に兎岳。
今回の目的ははあそこまで。

標高で約400m下ってからの200m登り返しは、
精神的にも体力的にもしんどかったなぁ。ぜは~
=3

14時、標高2,755m、兎岳直下の避難小屋に到着。
ここが今夜のお宿。
あと20分位、頑張れば山頂まで行けなくはないけど、
もうくたびれてしまったので今日の行動はこれにて終了としよう。
ここまで来てれば、兎岳登頂は明日でいいや。
小屋内の天井下に張られたロープに、カッパやら朝から着てきたもの脱いでをかけた。
一人でスペース使い過ぎかな?と思ったけど、結局今夜は誰も入って来なかった。
貸し切りであることが嬉しいような、寂しいような。

外に出ると相変わらず真っ白なガス空。
たまにうっすら見えるハイマツの斜面と兎岳のシルエット。
担いできたワンカップをグイっと呑むと身体のそこら中に沁みて18時にはシュラフへ。
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翌朝4時に起きて・・

兎岳(標高2,818 m)登頂!そして接続!
やったぁ、聖兎区間が繋ったぞぃ。
目的達成 (^^)♪
ガスの中、山頂標識に喜びを伝えてきたぞ。
=3
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9月下旬の南アルプス、標高2,500m辺りではナナカマドが色づき始め、
谷から吹き上がるヒンヤリと冷たい風が、夏とは違う匂いを一気に運んできた。

聖岳に戻る途中、ガスの背後から 不動にしてその季節を迎える赤石岳がぬぅっと出現すると、
あっという間に広がる青空に、澄み渡る南アルプスが高く遠くまで。
のんびり雲上に君臨する富士山を見納めたら、名残惜しいけど下山としよう。

=3
無事西沢度に戻ってきて、冷たい沢水で顔を洗ったら気持ちが良かったなぁ。

南アルプス、これでまだ歩いていない残る主稜線は仙塩尾根の塩見岳~三峰岳区間か。
きっといつかそこも歩くのであろう。
赤線で繋がった地図を見ながら、ニヤニヤ自己満足するためにね(笑)
-完-
この記事へのコメント
あいからわずハードですね。
そりゃ体力に差がつくわけです。
一日目のガスガスから一転二日目は晴天。
たしかに下山は名残惜しいと思います。
高地はもう紅葉が始まっているんですね。
綺麗な写真をありがとうございました。
そりゃ体力に差がつくわけです。
一日目のガスガスから一転二日目は晴天。
たしかに下山は名残惜しいと思います。
高地はもう紅葉が始まっているんですね。
綺麗な写真をありがとうございました。
こうゆうのって、難しいのとかやっかいな所が最後に残っちゃうんだよねー
仙塩尾根、長いよな~
交通機関的にもなかなか手強いし
それにしても、南南も国際的になってきましたね!
外人と会話できるなんて、サスガデースΨ(`∀´)Ψ
仙塩尾根、長いよな~
交通機関的にもなかなか手強いし
それにしても、南南も国際的になってきましたね!
外人と会話できるなんて、サスガデースΨ(`∀´)Ψ
◆Fさん、こんばんは。
今回は3,000m峰が通過点、標高差があったのでハードでした。
泊荷物が重くて終盤ヘロヘロ、まだまだ鍛錬不足です。
天気は回復予報を信じていました。
晴れと雨では、テンションも洗濯量も違いますのでね。(笑)
この山行は一週間前でしたが、山岳は美しい紅葉が始まってきていました。
写真はコンデジで頑張りましたがイマイチですね(^^;
今回は3,000m峰が通過点、標高差があったのでハードでした。
泊荷物が重くて終盤ヘロヘロ、まだまだ鍛錬不足です。
天気は回復予報を信じていました。
晴れと雨では、テンションも洗濯量も違いますのでね。(笑)
この山行は一週間前でしたが、山岳は美しい紅葉が始まってきていました。
写真はコンデジで頑張りましたがイマイチですね(^^;
◆hさん、こんばんは。
お互いカタコトの日本語で会話できました。(笑)
仙塩尾根、できれば一気通貫で歩きたいところ。
問題は交通(移動)手段ですね。
その前に、まとまった休みが取れるかですが(^^;
お互いカタコトの日本語で会話できました。(笑)
仙塩尾根、できれば一気通貫で歩きたいところ。
問題は交通(移動)手段ですね。
その前に、まとまった休みが取れるかですが(^^;