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山・沢・色 ~

信州発、山登りや沢歩きのmemo。

南アルプス イザルガ岳

   

南アルプス イザルガ岳

昨秋の 南アルプス南部プチ周遊 の際、一つだけ踏み残したピーク、イザルガ岳 (2,540m)。

この雪渓直登が、今回の山行で一番きつかった~


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車を北又渡に停め、易老渡登山口からまずは4時間で易老岳へ。

その後は雪の尾根に沿って歩いたが、樹林帯に入るとトレースは所々途切れて心細く、
何度も不安になりながらも 「あの高い山の方向」 を目指してフリーに歩いた。



南アルプス イザルガ岳
(左が目指すイザルガ岳、右の奥は日本百名山 光岳 (2,591m)






三吉平から冒頭の雪渓を登りきり、静高平手前で振り返ると・・・

聖岳 (3,013m) を中心に、左は兎岳、右に 上河内岳 (2,803m) が凛々しい。

登り切ったぞ感と素晴らしい眺望。
疲労がすぅっと抜けていく瞬間だ。


南アルプス イザルガ岳

そして、右から延びる稜線は、自分が歩いた あの稜線。
いつも思うが こう浸る時がたまらなく気分がイイ ♪



さてと、イザルガ岳山頂まではもうひと頑張り!



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南アルプス イザルガ岳

イザルガ岳 登頂。

山頂は広く、展望台と言われるだけあって眺望抜群。
標識にタッチして、本日の目的達成だ!



下山してから知ったのだが、ここが日本のライチョウ生息域の南限とのこと。
が、2010年5月を最後にその姿は確認されていないという。

きっとどこかで逞しく生き抜いてくれている・・・と願いたい。



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その後、まだ開業していない光小屋まで歩いてきてイザルガ岳を眺めると、
その後方にうっすら見えたのは、そびえ立つ No.1 マウント。

やはり別格の山。


南アルプス イザルガ岳

やっぱり富士山を近くに眺められるのが南アルプスの魅力の一つだなぁ。



南アルプス。

赤石、荒川、塩見、さらに農鳥、アイノ、北岳、甲斐駒・・・
まだまだ登りたい山がありすぎる。

楽しみは またいつか、だんだんと。



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下山はやはりダラダラと長く、


南アルプス イザルガ岳

面平で大休憩してBJGZAN。


- 完 -



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【登山道情報】 易老渡・便ヶ島までの道情報


平成27年5月31日まで、北又渡から先は車両通行止が続くようです。

飯田市HP










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この記事へのコメント
おはようございます。
あいからわずタフですね。
山頂が広いのは意外です。
私はまだまだ行きたい渓流が沢山ありますよ。
F
2015年05月18日 07:40
◆Fさん、こんにちは。

体調万全ならまだ良かったのですが、
前々日の筋肉痛が残っていたのでより難儀しました。

私もまだまだ行っていない所が多く、行きたい所が沢山。沢も山も。
こりゃ、ツキイチのペースを上げねばなりませんね。(笑)
mukuri
2015年05月18日 14:00
ハイマツ帯ではあっても、
そのすぐ傍の植物がシカの食害に遭ってたりする所ですからねー

このところライチョウにはまってる身としては、南限の彼らがどうなったか気になります

自然は人間が考えるよりしぶとい場合と、脆い場合の両方があると思いますが、
さてどっちに傾いたか
h
2015年05月19日 00:02
◆hさん、こんばんは。

その後もフンや羽毛は確認されているようですが、
おっしゃるとおり、地球温暖化による生息域の減少や、シカとの競合による餌不足が深刻で、
生息南限が北上した可能性が高いとも。

いつかそれだけを調査に、再びこの山域を歩いてみたいですね。
一緒に行きましょう!そのしぶとさを信じて。
mukuri
2015年05月20日 19:35
 
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    コメント(4)