のんびり登る山もイイが、 全力で、自分の体力限界に挑む山もイイ。

南登山口からとりつき、駒つなぎ場からの見上げる急登を這い駆け上がり、
一気に樹林帯を抜けきると、戸隠連峰を眺めながら汗をぬぐった。

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　　　　 冬山では、汗冷えによる低体温症を避けなければならない。
なので、汗をかかないように登るのが良しとされている。

・・・しかし、すでに全身汗だく、アゴからは汗がポタポタ流れ落ちている。（汗）

こうなりゃ どんな高性能なドライ速乾性ウェアを着ていても関係ないや。





振り返れば、遠くに槍穂～白馬三山までの北アルプス。

ゆっくり休んで体を冷やしてはいけないので、即 歩き出す。



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飯縄山のニセピークまで登りきると、あとはなだらかに標高を稼ぎ・・・





山頂 （標高1,917m） に出た。
ここまでは 昨シーズン　登った。


通過～



さて、ここからが本番だ。

目指すは先に見える 支峰・霊仙寺山 （れいせんじやま/1,875m）。



アイゼンからワカンに履き替え、
深雪の尾根の中に突っ込んでいく。


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前進！








前進！




山頂の直下に手強い斜面が待ち受けていたが直登直登！
うりゃりゃ～！！

太ももを交互に持ち上げる。
右！左！

ここまでまだ3時間、フルパワーだ！！



そして 霊仙寺山 登頂！




さあ戻ろう。（笑）


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右奥のピーク （＝飯縄山） まで、持てる残り全ての力を使って一気に登り返した。
いや、一回だけ休憩したんだった。



太ももがプルプルになったそこからの下山は、足がもつれて何度もヨロけた。

最後はストックを杖代わり （汗） に交互に突いて、よろよろと車に到着～




前進全霊 !　霊仙寺山。

やりきった。

今日の雪山、これで良し。








しかしやっぱりサプリメントに頼って、
車内でアミノ酸タブレットをボリボリかじりながら帰宅。（笑）



－ 完 －