ノスタルジア
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「木曽路はすべて山の中である―。」
島崎藤村によって書かれた長編小説はこの書き出しで始まる。
(腰の調子イイね!Fさん)
信州木曽。木曽谷。
御嶽山の麓、中央アルプスの西に位置するこの谷は、
東方の明るい伊那谷と比べて谷合いが狭く、どこか発展から取り残された感がある。
(キラッキラのイワナ。木曽のヤマトイワナ。)
だからこそか、古き良きヤマトの時代が今もそこに残っている。
変わらないこと。変わっていないこと。
今もそのままそこにあることの素晴らしさよ。
過去のものや遠い昔に惹かれる気持ち。
失ったものを取り戻すかのような、ほっとする気持ち。
そう、木曽を訪れるたびに感じるのはその懐かしさ。
ノスタルジア。
いつも帰ってきた感に駆られる場所、そう 木曽。
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(小滝を越えて奥へ奥へ!)
うまくいかないこと続きで困憊しても、私には木曽があるって思っている。
木曽に行けばそれを和らげてくれる。ストレスを軽減してくれる。
頑張ってみるかな!って気持ちにさせてくれる。
あっ、今 アサギマダラがひらひら向こうへ飛んでいった!
木曽、木曽、木曽。
(ツキイチ恒例、沢でのカップラーメン)
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「すべては山の中」。
今月もその場所に来ている。
もう11年続くFさんとのツキイチ恒例行事。
(これまた恒例、ツーショット)
沢を歩いて汗をかき、木漏れ日の中イワナと遊ぶ。
清らかな水はただただ高いところから低いところに流れていって、
岩にぶつかって木に跳ねて、さらさらと優しい音を響かせる。
心地よい。
爽やかな風がひらひらと甘酸っぱい森の匂いを運んできて、
それを胸いっぱいに吸いこみ目を閉じる。
気持ちよい。
そう、これが木曽。
木曽、木曽、キソ、キソ、山の中。
(これもまたまた恒例、頑張れるドリンク!。Fさん、配給ありがとうございました。)
今回は、こんなことを想いながら沢を歩いていた。
そして、こんな想いに浸りたくてまた木曽を訪れるのであろう。
ツキイチ。
この長編小説はまだまだ終らない。
おっと、、Fさん今回もお疲れさまでした~
-完-
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