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Fさんと、2008年から続けている、信州木曽谷支流の調査。
「
月イチ定例!支流調査」、通称「ツキイチ」。
15シーズン目に突入したこの調査、2023シーズンも開幕しました。
今回の開幕戦の目的の一つ、「忘れ物を探しに」。
その「忘れ物」とは、Fさんのロッド(竿)。
正確には、竿の入ったカーキ色のロッドケース。
昨年7月、冒頭の制覇地点ではそのロッドケースは確かにFさんのザックにささっていた。
(画像で確認済み)
そして、Fさんが自宅に戻った後にそのロッドケースが無いことに気付いたという。
であればと今回、前回のルートを逆に辿り、
まずはそのカーキ色を回収しようというプラン。
結果見つけられず。
あれから約1年、沢で落とし流されてしまったか、誰かに拾われてしまったか。
回収できる可能性は高くはないとの事前の打ち合わせではあったが これも調査である。
実際に現地に行って自分たちの目で確かめたかった。
残念ではあったが二人で納得。
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さて、枝沢-Aと枝沢-Bの分岐まで戻り、午後からは枝沢-Bの調査に。
6月の調査は毎年空模様に悩まされ。
今年は雨天決行と事前合意済み、ハードな谷ではないので増水しても帰ってこれるだろうとの目論。
さぁ、枝沢-Bの調査。
おっとその前にメシメシ サワメシで腹ごしらえを~
Fさんの奥さんが拵えてくれた この時期の木曽の郷土食「朴葉巻き」。
毎年楽しみにしているこの郷土食、今年はココで食べることができるなんて。
美味し嬉しかったなぁ。(通称 タマランチ)
ありがとうございました。
タープを打つ雨音が気にならないほどに食べては話し、話しては食べ。
この時間、通称「サワバタ会議」。
日本の未来、若者の離職率、そしてそれぞれの老化現象(涙)・・
月に一回ではあるが言いたいことを言いあって、ストレスを沢に流して。
長引いていた「サワバタ会議」に増水で座っていた場所が浸水し始めた!
さすがにこれは気になったので、立ち上がって枝沢-B調査にレッツゴー。
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Fさんは、無くしたロッドの替わりの管釣りロッドの扱いに苦戦しながらも、
友軍ミノー群で8~9寸のイイヤマを釣り上げていく。
淀むことのない流れと受け継がれている息吹。
この沢にも木曽があった。
私にも木曽イワナ。
よき♪
だんだんボサボサになってきたこの枝沢-B、枝沢-Aより傾斜は緩かったものの、
沢に覆いかぶさる木々により竿が振れず魚影の確認ができなくなり・・
午後3時、少し開けた場所で制覇としよう。
KR沢 右岸枝沢-B 制覇。
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Fさんお疲れさまでした。
雨の中、ひたすら歩き登り詰めた今回の調査。
忘れ物は見つけることができなかったけれど、前回気になっていた枝沢-Bも調査完了しました。
ありがとうございました。
ロッドケース、自宅のどこかにあるなんてことはないですよね。(笑)
山深い木曽の谷、細くもひっそりと沢は流れ、そこにはイワナ達が棲んでいた。
そして、無事車に戻り 乾いたパンツに履き替えた時の安堵感たるや。(笑)
この調査は、魚を釣ることを目的としない。
その沢の、その先がどうなっているのか自分達の目で確かめたい。
ただそれだけ。
ツキイチ調査 令和5年6月分、「忘れ物を探しに&KR沢 右岸枝沢-B」
-完-