2024 ツキイチ9月分 ~秋アマゴと天然キノコを狙え~

mukuri

2024年09月30日 23:19




Fさんと、2008年から続けている、信州木曽谷支流の調査。
月イチ定例!支流調査」、通称「ツキイチ」。

今シーズン最後となる9月分は、秋アマゴ(木曽ではタナビラ)と天然キノコを狙えそうな谷の
小さな沢の調査に行ってきました。


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早朝、木曽に到着すると、なにやらスーツにバッグを持ったビジネスマン風の男性が、
土手を降りて川に出勤していくではないかっ!!








「お仕事の時間です。」


私も慌てて後を追い、アサイチの仕事を済ませ ツキイチがスタート。



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その後向かったのは、車道から離れてひっそりと流れる今回の調査対象の沢、
Fさんが「20数年ぶりに来た沢。当時ここでタナビラが釣れましたに」という穴場沢。

そして9月下旬、「もうキノコが採れるかもですに」というエリアを通って戻ってくる計画です。


こりゃ地元の人じゃないと分からんよなぁというルートを歩き歩き沢に着くと、
まずは腰を下ろして沢端会議、通称「サワバタ会議」。






年々このミーティングタイムが長くなっていくのは、
歩きで疲れて長い休憩が必要になった 現地で計画を綿密に練る為であります。


今回の会議の議題は 「情報の発信(発言)側の意図と 受け取り側の理解との齟齬」について。

「だいぶうえ」発言の真意は、今回のルートの目標地点であり、
決して年齢のことではないとかあるとか。
意味不明ですみません。

ネット社会であってもリアルを生きている現在、言葉の使い方は大切であり難しいもんですな。





・・・さて 始めますか。






早々に私にHIT!




狙いのタナビラか!? と思いましたがイワナ。

いつも谷の奥へ奥へ源流を目指し、必然的にイワナ域での釣りになるツキイチ。
今回は、ツキイチでなかなかお目にかかれないタナビラを狙える沢。


その後 タナビラらしきチェイスはあったものの、若きイワナ達に多く出会い正午に。


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そして、これまたロングタイムになってきたサワメシタイム。

焼いて、食って、しゃべって。




日頃のストレスを好きなだけ発散しマイナスイオンに吸い取ってもらったら、さあ調査再開。








その後も次世代のエース候補達が元気よく飛び出し続けてきた。


そして、タナビラに出会えないまま「だいぶうえ」までには届かなかった小滝の下でタイムアップ。




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帰路は沢ではなく、キノコ狙いで山斜面ルートを。





今年は9月になっても夏のような暑さが続いたせいか、
キノコ採り名人のFさん曰く「まだキノコが採れるような時期ではないか」とのことで収穫は無し。

残念ではあるが、ここのところ毎年感じる今までの普通の四季感とのズレは、
人間より自然の方が敏感であり繊細、そして正確なのであろう。


それでも今シーズンも自然の中で楽しませてもらったツキイチが終了。



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Fさん、今回もお疲れさまでした。
そして、今シーズンも気になっていた谷&沢の調査がなにより安全第一に達成できましたね。
ありがとうございました。

年々体力は落ちていきますが、来シーズンも情熱とモチベーション高く、
この調査を楽しみ続けていきましょう。

ただ、ハードな谷はだんだん足腰膝に厳しくなってきたので、
17年目となる2025年シーズンはソフトな谷をメインでお願いしますね。(笑)







    この調査は、魚を釣ることを目的としない。
その沢の、その先がどうなっているのか自分達の目で確かめたい。

ただそれだけ。


ツキイチ調査 令和6年9月分、「秋アマゴと天然キノコを狙え」



-完-





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