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モチベーションと休みが一致したので三泊四日で計画。
どんなアマゴが釣れるのか。何より無事に行って無事に帰って来よう。
過去の 「アマゴを釣りに行くシリーズ」 は こちら からどうぞ~
1日目、例によって山を登りきって稜線に出ると、一息入れて尾根から谷に下降する。
ここ数ヶ月間山歩きをしていなかったので もうバテバテ、
朝5時に歩き出してベース着は夕方4時、今回は11時間かかってしまった。
薪を集め、夕立ち対策に100均シートでツェルトをガードして居住地を作ると、
暑さと長時間の歩きに体力消耗&筋肉疲労で即睡魔が。
もうここに来ている。
明日明後日と釣れますように。
Zzz。。。
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2日目、早々にチビアマゴが釣れたので、今回の遠征は爆釣か?と思ったのもつかの間、
以後厳しい時間となったのでした。(*_*;
途中、手腕の二箇所ハチに刺され痛かったが我慢した。
沢岸で鹿と目が合ってお互い驚いた。
この日は下流域を調査しに行ったけど、ゴルジュ&大崩落で先に進めなくなり
ベースまで戻り夕立ちを凌ぐと、日本酒飲んでシュラフに潜り込んだ。
Zzz。。。
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3日目、上流ゴルジュの右沢を釣り登るがアマゴは出ない。
戻って開けた左沢を釣りあがるが こちらもアマゴが出ない。(焦)
暑くて暑くて釣れなくて、木陰で休憩。
=3
この日も大粒の夕立がきた。
明日は帰る日、このまま今回の遠征は終了かなぁとツェルトの中で座っていたら
小雨になってきたのでカッパを着て竿を握って飛び出した。
流れにミノーを通すと、水中でアマゴ達が走る!
昼間にはなかった光景が。
しかし、次々と銀色が翻るが竿に重みが伝わってこない。(焦)
雨のおかげで活性が上がってくれたのか、念願のアマゴ。
最後にやったぁ!
虎の子の1尾、今回なによりも一番集中して丁寧に丁寧に焼き、
谷の恵みをありがたくいただいた。
ふっくら焼けた身とパリパリ皮の塩味がウマかったなぁ。
ほっとできたし この日も10時間睡眠~
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4日目、最終日のこの日が毎回ハードでイヤイヤではあるが、さぁ ちゃんと無事帰ろう!
この谷底から稜線までの「急登!アマゴ坂」は、毎回5~6時間をみている。
カロリーメイト8本食べながら、飲んだルイボスティーが血行促進してくれたのか、
エネルギー切れにならず今回は4時間で登りきれた自分に驚き。
エネルギーは、体力・筋力・精神力なのか!と思っていたけど、
カロリー・睡眠・モチベーションで説明できそうな気がしてきたぞ。
最近ぐうたらな週末を過ごし体力不足を懸念していたけど、
まだまだちゃんと鍛えれば伸びしろがあるということか。
そして、この谷が私を覚醒させてくれたのか。
稜線で休憩入れたら立ちあがってザックを背負う。
あと6時間も歩けば車まで戻れる。
ガンバロウ~
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アマゴよ。
ありがとう、遠き谷に棲むアマゴ達よ。
毎回毎回ワクワクさせてくれるロングな冒険。
そのアマゴ達は、山を越えた向こうの谷に棲んでいた。
一日かけて歩かなければ辿り着けないその谷の清流には、悠々とアマゴ達が泳いでいた。
里に戻ってきて温泉につかったら、
ハチに刺された痛みはもうすっかり無くなっていた。
-完-