2024 北アルプス 常念岳

mukuri

2024年08月27日 17:17




8月下旬 、入山2日目の朝5時30分。
北アルプス常念岳(じょうねんだけ/標高2,857m)を目指して常念小屋テント場からの斜面にて。

右手(西)側にはモルゲンロートに染まる槍ヶ岳~穂高連峰が美しい。


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【1日目】

一の沢登山口は手前の道路が崩落していたので、その約2km手前までタクシーで。

登山口から樹林帯を歩き、沢沿いの涼しい風の中であっても汗だくで登ること約5時間30分、
11時30分に常念小屋の建つ常念乗越に到着。





まずはテントを張ったら小屋で昼メシ牛丼&栄養ドリンクでチャージ。





時間はまだ13時、明日アタックする常念岳への下見にと、
カラ身で前常念岳への分岐までお散歩し、





15時30分、テン場に戻って夕メシに毎度のシャウエッセンとズッキーニを焼く。

8月下旬、標高2,450mとはいえ風もなく陽射しは夏。
ドライウェア1枚でもじんわり汗でグビグビールがウマ過ぎる。


今日はもう歩かなくてよし。

高い場所で、山を 下界を眺めながらのこの時間、毎度のことながらコレが良いな。

いや、コレをやりたくていつも登ってるってもんだ。



夜ゴハンは米を炊き、
フリーズドライの親子丼に焼き鳥缶の鶏肉を乗せた贅沢親子丼。





かき込んだ後は、まったり焼酎を飲んで20時にはシュラフに潜り込む。


明日も天気だといいな。


ZZZ....


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【2日目】

朝4時起床。
天気予報は晴れ。


支度を整えアタックザックで5時にテント発。

5時15分に東から日が昇る頃、テントを張った常念小屋を振り返る。




小屋裏の山は横道岳(よことおしだけ/標高2,767m)。
まだ登頂したことがない山だけど、いつかきっと登る日がくるのであろう。
(登山道は山頂ピークを巻く横通し道だけど)



昨日のお散歩でルート確認したおかげか(明瞭な登山道あり)、

朝6時、約1時間で常念岳登頂。
着いたー!





背後の穂高連峰~槍ヶ岳がすばらしい。

好天に感謝。


コレで常念岳は2度目の登頂なり。

↓この時は寒かったけどアツかった。今回は気温も風もなんたら快適。

2017/02/27
冬の山は雪と風。厳しいからこそ、その白と青が美しい。厳冬期の北アルプス、常念山脈主稜線まで登ってきたら 槍ヶ岳が見えて立ち止まった。3回目のアタックでついにここまで辿り着いたぞ。一息入れたらさあ、念願の常念岳登頂に向けて歩き出せ!







山頂からは、恒例の山を眺めて知ったかぶりタイムに突入~





南は眼下に蝶ヶ岳へ続く稜線、右は奥穂からの前穂高岳。
奥は けすんでいるけど、乗鞍と御嶽山~中央アルプス。


北は中央に大天井岳、右奥は立山剱・蓮華~後立山、
左奥は水晶・鷲羽の黒部方面。





山頂に立ち、今まで登った山々を眺める。
制覇感と達成感。

気分がいい。
いつもいい。(天気が良ければ)




登って眺めて下山する。

登山はシンプルだけどそれだからよい。



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腕時計はまだ7時、時間があるのでお散歩Ⅱ発動、
往復で約2時間の前常念岳まで行って来よう~






到着したころには雲が上がってきて・・
安曇野の街を見下ろしたかったけど残念。






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8月下旬の北アルプス。
例年なら涼しくなり始める北アルプス。

今回は夏山を思わせる陽射しと空気の中を歩いた一泊二日のテント泊山行。





ナナカマドの葉はまだ青々としていたものの、
色づき始めたその赤い実が もうそう遠くない秋の訪れを感じさせてくれた。


初夏には白く可憐な花を咲かせるチングルマは綿毛へと変わり、
過ぎゆく夏のアルプスの稜線の風に吹かれてゆっくり揺れている。






山。


登るのはラクではないけれど、季節と景色を感じ味わえる場所。
そしてビールのウマさを改めて実感できる場所(笑)。


さてと、テントに戻って撤収したらまだ残暑で熱風の下界に降りるとしよう。

おっと、山小屋に戻ったら安曇野タクシーに連絡しておかないと。




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