戸隠連峰 高妻山

mukuri

2023年11月06日 23:45




長野市と新潟県妙高市に跨る 戸隠連峰の最高峰 高妻山(たかつまやま/標高2,353m)。

山岳信仰が深い戸隠連峰一帯にあって かつて修験者たちが修行をした霊山。


登山口から山頂までの標高差約1,200m、往復距離は12.6km。途中鎖場や急登あり。
コースタイムは登り4.75時間で往復8.5時間となかなかハード&ロングなこの百名山。

調べているうちに何だかだんだん燃えてきて(笑) 今回初めて登ってきました~

(記事もロングです)

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「秋の日はつるべ落とし」

今日は日帰り、ロングになりそうなので早起き。
山は早出が吉。

朝6時、登山口の戸隠キャンプ場から歩き出し、牧場を抜けて登山道に入ると
沢沿いの急登&鎖場を一気に登って一不動避難小屋が建つ稜線へ出た。




振り返って一息、登ってきた谷と正面に飯縄山。



ここから戸隠山とは反対方向の稜線登山道を進み、
三文殊の石祠へ向かう途中 西側左手に見えてきたのが今日目指す高妻山。




尖りすぎでは。

最後どう登るんだら。(汗)
・・と思いながら歩をすすめ。


=3


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五地蔵山を過ぎてもアップダウンが続き、
八観音の石祠で樹林帯を抜けると正面に骨太の尾根。






ここまでゼイゼイ2時間30分、
ラストにエグい斜面が山頂に向かって真っすぐに駆け上がっている。

ここまでもきつかったのに最後にこれか~ こりゃ修行だわ。


懺悔懺悔六根清浄、標高差350mを無心汗だくで登りきると・・・






高妻山 登頂!

秋の空と雲の向こうに冠雪の北アルプス。

高い場所。
素晴らしい景色。
気分がいい。


所要時間はスタートから全力の約3時間、我が身も浄化されたか。



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腕時計を見るとまだ9時過ぎ、余力もありそうだしお昼ゴハンには早いので、
さらに往復2時間 この先の乙妻山(おとつまやま/標高2,318m)まで行ってみよう。

一般登山道はここまででも、破線の登山道がまだ続いているのでね。


=3





あの尖った高妻山から急下降の岩場と途中の切れ落ちトラバースが嫌らしかったけれど、
それを過ぎたらここまでほぼ平坦。右奥にはギザギザの戸隠山。





10時、乙妻山 登頂。

ここに着いた時は達成感があったなぁ。
石祠も高妻山の十で終わりと思っていたけれど、十三まで見れて現世利益、特別ボーナス感。



山頂標識から正面に火打、焼山、雨飾。
右には妙高、黒姫、飯縄山。

今まで登った峰々も眺められて満足感も増幅だ。



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風も音もない貸し切りの山頂、
石祠脇にやれ腰を下ろすと、山ゴハンは白馬三山の北アルプス方面を眺めながら。




今日は、お湯を沸かす時間が惜しいかなと思ったので、
バーナーは使わずサーモスの山専ボトルのお湯でカップラーメン。





早朝注いできた熱湯はまだチンチン、普通に3分で食べられました~


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さて、高妻山まで戻ってにぎわう山頂を素通りすると、
五地蔵山まで降りてきたら弥勒尾根ルートを選択。

進行方向下方に見えている黒姫山麓のカラマツ林が、
秋の日差しに照らされるたびにオレンジに輝いてきれいだったなぁ。





登ってきたロングコースは下りもロング、太ももに違和感が出てきたり、
古傷の左足首が痛くなるのは想定内、無事ゴールするまでが登山。安全第一。


尾根を下ってくると、だんだん戸隠牧場が近くなってきた。
静かな森に、熊鈴の澄んだ音と落ち葉を踏む音が響く。



高妻山、そして乙妻山。

久々にハードだったけれど、天気にも恵まれて良い山行だったなぁ。


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「秋の日はつるべ落とし」

午後2時、まだまだ日暮れの心配がない時間に降りてこれた。


「秋の季節はつるべ落とし」

深まる秋の速さを感じながら、円熟の季節と景色を堪能してきたのでした~











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