悪沢岳(=東岳)登頂を果たした後、荒川中岳を下る南斜面で遭遇できたライチョウ ♪
冬毛に換羽しはじめていたペア。もう冬支度なんだね~。
登頂も嬉しいけど、ライチョウに出会えた山行は それだけでさらに嬉しいものになる。
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【1日目はこちらから】
2日目、朝3時半に起床して、4時に荒川小屋を歩き出す。
目的は決めてある。
朝6時10分頃の日の出を、悪沢岳 (わるさわだけ/標高3,141 m) の山頂から見ることだ。
で5時半、途中の荒川中岳着=3
カラ身にもかかわらず、この日もペースが上がらない。(*_*;
昨日、沢靴で左のかかとが擦れ、一足一足に痛みが走るのが原因か。(という言い訳)
それでも、今日も暴&冷たい風の稜線を突っ込んでいって、
悪沢岳のシルエットを見ながら荒川中岳避難小屋で休憩~
この時間、もう悪沢日の出は間に合わんだろう。
・・・して、荒川中岳と悪沢岳の鞍部に下りながら考えていた。
もうじき日が出る。
御来光の富士山か。
朝焼けの赤石岳か。
これ以上進むと、両方を同時に見るのは角度的に無理になるので考えていた。
暴風の稜線上 進んで富士か、待って赤石か。
6時10分、選んだのは・・・
赤石岳。 昨日あの山頂に立った山。
日がさしはじめ、だんだん赤く染まっていく。
♪ 茜さす 赤石の山
仰ぎ見よ 雄々しき峰を
脳内に流れる、我が母校の校歌。
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さあ 悪沢岳。
「これを攀じるだか?」 ポイントを抜けて・・・
日本百名山 標高日本第6位 悪沢岳 (荒川東岳)/3,141m 登頂ナリ!!
そして、ご来光シーンは逃したけど やっぱり富士山は富士山。
雲海を突き抜ける、日本一の美しいライン。
鼻水を拭いて
荒川中岳避難小屋まで戻ってきて、振り返る。
悪沢岳、
デカかった 山。
悪沢岳、ナイス!名前がイイぞ!
そしてそこから北方面は、南アルプスの名峰群がずらりと素晴らしかった。
仙丈ヶ岳、塩見岳、ちょこっと甲斐駒ケ岳、間ノ岳、農鳥岳。
北岳は見えなかったけど、いつか登りたい山ばかり。
(あっ、仙丈ヶ岳は
昨年夏 に登ったー。 2回も。笑)
=3
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荒川中岳を下る南斜面まできて、昨日登頂した赤石岳が正面に。
この骨太の尾根からの赤石岳。カッコ良かった。
そこでライチョウ ♪
まだ暗い早朝、ここを登って来た時 声が聞こえていた辺り。 グェグェ~
カワユス ♪ カワユス ♪
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10時30分、荒川小屋で、ザックに荷物全部詰め込んだら さあ下山。
相変わらず かかとは痛いが歩くしかない。
大聖寺平から谷底を目指して下ろう。
=3
14時、小渋川まで下り切って稜線を振り返る。
念願の赤石岳、そして悪沢岳の二座の登頂。
BIGな山行に満足じゃ。
それにしても、この2日間誰とも会わない静かな山だったなぁ~
・・・と思いに浸りながら 沢を降りて行ったら
なんと 沢下流にhさんがいた。(笑)
南アルプス登山の
下山時 は良くお会いしますね~
もうヘロヘロだったけど、援軍のおかげで最後まで歩ききれましたよ。 (^^)/
この後 赤石荘で温泉→ 街で焼肉ですね!
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晩秋の、いや、初冬の南アルプス山行。
小渋川ルートで赤石岳に登ってこれた。 やった ♪
また登りたいな。
今度は、真っ白な冬毛のライチョウに逢いに。
- 完 -