命の色
紅葉は、冬支度の為に 葉が自ら枝に養分を送ることを遮断することで起こるという。
紅葉は、葉が落ちる前の最後に燃える命の色か。
秋に葉を落とし 栄養をためることで木々は厳しい冬を越し、
春に息吹いた新芽達は、夏に豊かな青葉を茂らせる。
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雨飾山 の登山道脇の沢には 岩魚がゆっくり泳いでいた。
「産卵は終わったのかい? 」
「子孫はたくさん残せそうかい? 」
繰り返される季節。
受け継がれ、繋がってゆく自然の命。
雨飾の名がそうさせたのか、なんだかしみじみ情緒的な思いに浸っていた。
やっぱり年か。(笑)
見上げると、ブナの褐葉が燃えるように命を輝かせていた。
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