南アルプス 仙丈ヶ岳

mukuri

2014年08月29日 15:38



その女性的ななだらかな山容から、
“ 南アルプスの女王 ” と言われている仙丈ヶ岳 (せんじょうがたけ / 3,033m) 。
伊那谷からいつもよく見えていたこの山、いつか登ってみたいなぁと思っていたこの山。

その山に、この日ついに登頂セリ!

ガスガスで、その優美と言われる姿を間近で見ることはできなかったけど、
その分しっかりと触ってきたのでした。(笑)

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前日から入った北沢峠の テント場 をベースに、朝5時、hさんと歩き出す。





コースタイムは山頂まで約4時間。
しかし、今回はサブザックでの行動なのでラクチンなのだ。


=3





長い樹林帯を登り、稜線に抜け出すがやっぱり眺望は無し。(涙)


ガスが一瞬晴れたので、通過してきた小仙丈ヶ岳を振り返ると、

美しそうな稜線ラインがチラ見え!
・・・と思ったら すぐまたガスに包まれていく~


さすがの女王じらし。(苦笑)




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小仙丈ヶ岳からは、ひと登りで 仙丈ヶ岳直下に到達。




ガスの中、ほぼ足元ばかりを見て歩いてきたので何だか登った感がないぞ。
そして、すでに標高3,000mを超えているも 高度感もない。(笑)


山頂スペースは大賑わいだったので ココで少し待ってみる。
hさんは既に山頂標識にタッチしたり記念撮影中。

私はココで写真を撮ったり 登山者を眺めたり もう少し待ってみる。
さっきじらされたので、今度は自分で自分をじらす作戦。(笑)

しかし、意味がないことに気が付いた どんどん登山者が登ってくるので私もガマンできず突入~!




念願の 仙丈ヶ岳頂上に立つ !!





3,000m超峰は、三年前の 木曽御嶽山 以来の二座目、
そして、南アルプスのピークに立つのは自分でもびっくり、笑 なんと初 !!


山頂に立つ。
やっぱり気持ちがイイ ♪

何も見えないので、
登ってきたルートを見下ろしての 「今日も頑張ったぞ、自分!」
を味わうことが出来なかったのは残念だったけどね。




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さて、hさんは先に仙丈小屋経由で下山となり、
私は大仙丈ヶ岳(2,975m)まで足を延ばしてみる。

もう少し歩きたかったのでね。
そして、歩いていれば、あわよくば女王の姿が露わになる瞬間が来る ! との妄想も膨らめて。(笑)




岩の稜線をゆっくり下って大仙丈ヶ岳へ てくてく。




で、30分で 大仙丈ヶ岳 到着。
誰もいな~




少し待ってみたけど やっぱり何も見えね~ (*_*;
見たかった撮りたかった仙丈ヶ岳のカールは今回無しとする。

いつも思い通りにいくと思うなよ。


撤退~



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仙丈ヶ岳に戻って hさんに追いつくべく 藪沢ルートを目指す。




途中の仙丈小屋で 最初から決めていました赤いバンダナを購入し、100円トイレを済ませ小休止。


=3=3



ほどなくして、甲斐駒ヶ岳が真正面に見える沢沿いの登山道で hさんに追いつき
一緒に歩いて行く。





明日目指す 花崗岩の名峰 甲斐駒ヶ岳(2,967 m)。

天気が心配だけど、あの三角形の頂点に立ちたいよなぁ。
このまま雲がどいて、明日は晴れんかなぁ~

てな話をしながらしながらテント場に戻ってくると・・・



雨がザーザー降ってきた。(><)




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一晩中降っていた雨は、朝になっても降り止まず、(涙)
コレじゃ登っても眺望が期待できないと本日は行動中止。

甲斐駒登山は断念 残念。
いつも思い通りにいくと思・・・



そのままテント内でだらだら過ごし、




全部をザックに詰め込んだら、10時発のバスに乗って下山。




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里に下りたら 恒例の “ ご帰還フリー ” で安全下山を乾杯し、
これまた恒例の “ 下山肉 ” で腹と欲求を満たす。





もちろん地図を広げて、すでに次登りたい山域を、あーだこーだ計画しながら。(笑)



― 完 ―



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