中央アルプス 木曽駒ヶ岳

mukuri

2023年04月08日 14:46




4月上旬 快晴、残雪の中央アルプス。

麓の伊那谷では桜が満開の早春、「白いライチョウ」に会いたくて高山帯へ。


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中央アルプス、約50年前に地域絶滅してしまったライチョウ。

しかし環境省の「ライチョウ復活プロジェクト」により、
2020年8月には20羽、2021年8月には50羽、
そして2022年10月には 100羽にまで個体数が増加 してきたというここ中央アルプス。


最近中央アルプス北部の将棋頭山稜線付近で「白いライチョウ」の目撃情報も出始め、
私も会いたくてロープウェイに乗り込みました。






千畳敷カールから毎度の八丁坂をゼイゼイ登り切り、








主稜線から進んだ中岳 (標高2,925m)から振り返る宝剣岳~空木岳方面の景色がお気に入り。

麓は桜、山は雪。

そして出会えるか白いライチョウ。






中岳を登りきるといったん下りながら正面に木曽駒ヶ岳(標高2,956m)。
奥に木曽御嶽山(標高3,067m)。


左手には、2022秋にライチョウ探し に行って不発だったピラミダルな三ノ沢岳(標高2,846m)が。





ここ高山帯も雪解けがすすみ、ところどころハイマツが顔を出している。

2016年の3月下旬、北アルプス乗鞍岳で雪解けるハイマツ帯で ライチョウに遭遇 できた。


ライチョウは、冬の間は標高の低い場所に降りていて灌木帯で過ごしている。

だんだん雪が解けてくると、地面を這うようにおおう高山帯の常緑矮性低木が顔を出し、
採食ができるようになる。

採食ができるようになると、ライチョウのオスは繁殖なわばりを確立するため
高山帯へ移動し始める。
なわばりを持たないメスは、オスに遅れて高山帯へ戻っていくという。


つまり、気の早い(繁殖に旺盛な)オスライチョウがもう登ってきているかもしれない。
100羽もいれば、きっと1羽でもオスライチョウに出会えるかもしれない。

そんな期待感の中、感度を高めながらの進軍。



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ライチョウに出会えないまま 木曽駒ヶ岳登頂。(標高2,956m)








まあよい。
ここからの北方面への稜線界隈が今回の核心部なのでね。


少し休憩してから再び進軍=3


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「いたっ!」



…と思ったら 首を伸ばしているかのようなライ雪塊。



今度こそ 「いたっ!!」



…と思ったら 動かない三角錐の雪突起。(汗)







結局今回も遭遇できず(涙)、
まだ雪に埋もれた頂上山荘脇で麻婆鍋からのマーボー麺を食べて下山。


=3


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ロープウェイ乗り場売店にいた ぬいぐるみ。
ライチョウ かわいい。







残雪の4月上旬中央アルプス。

これから6月に向け 越冬したライチョウ達は繁殖の季節。
7月下旬にはヒナが生まれ、稜線では新しい生命を連れた家族に会えるかもしれない。


また来よう中央アルプス。

次回会えなかったらぬいぐるみを買うぞ。(笑)









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