2022 北穂高岳、涸沢ビール&おでん
9月下旬、北アルプス涸沢カールにて朝5時48分、
穂高岩稜がモルゲンロートに染まり円形劇場が沸き立つ。
この3,000m四座に囲まれた涸沢カールは私の好きな幕営場。
しかしここ涸沢の紅葉期は大混雑、朝のトイレは2時間待ち(!?)なんて言われるようですが、
この日は2分待ちで良かったな~
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今夜ももう一泊するので、今日はアタックザックで北穂高岳(標高3,106m)へ。
ガツガツ登っていた数年前には、涸沢ヒュッテから山頂まで2時間を切ったこともあったけれど、
この日はゆっくり景色を堪能して。
南稜まで登り切って見る、左に前穂高岳(3,090m)、右が奥穂高岳(3,190m)。
尖鋭な前穂と重鎮な奥穂。
北アルプスの岩稜、山、山、山、良いな。
そして8時30分、北穂高岳に到着。
この山頂からの、大キレット越しに槍ヶ岳(3,180m)を望む風景は、私が好きな山風景の上位。
何度見ても何度も見たい好きな風景。
いったん目前から深く切れ込んで、奥の穂先に向かって突き上げていくこの感じ、たまらない。
これらを望み、涸沢ヒュッテに戻って飲む生ビールとおでんもたまらない。(笑)
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夜18時30分、涸沢カールのテント村。
この日は約600のテントが張られたようですが、
もうカウントダウンの紅葉ピーク時には連日1000張以上ものテントで埋まるそう。
紅葉がはじまった涸沢カール、北穂高岳から望む穂高連峰北アルプス。
そして涸沢ビール&おでん。
重いザックを背負って数時間歩かないと来れないけれど、私の好きな場所、時間。
穂高連峰を背に、色づき進む円形劇場に向かうのだろう多くの登山者達とすれ違いながら、
私は上高地まで戻るとしよう。
また来よう、涸沢。
また来るよ、涸沢。
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