乗鞍ライチョウ探索記4

mukuri

2017年03月07日 20:32



冬の白いライチョウに会いたくて、
hさんと乗鞍再び。


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例によって、スキー場よりさらに上、乗鞍岳の中腹へ。





シラビソの森に入りラッセル、谷筋を登り、尾根を行く。
それらしい標高になってきたらライチョウ探索開始~






森林限界界隈を標高を上げたり下げたりしながら広い範囲を歩き、
やっとこ見つかった一つのフンに二人で歓声を上げる!


続いて足跡発見! またこっちにフン、そしてあっちにもフン!

次々見つかるライチョウの痕跡に、発見近しか!?と期待を込め探し回ったけど
結局ここでは見つけられず。(^^;


しかし、地形や植生、雪質や痕跡からライチョウの居そうな場所を予想し歩き回る。
あの辺に居るかもしれない!というワクワク高揚期待感。
なんて楽しいんでしょう。


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昼メシ後、前回前々回 発見した鉄板ポイントに移動し歩き回るも・・・


う~ん、今日は見つけられず。(*_*)
 
でも最後にあのシラビソ帯だけ見てこよう・・・と登り返すと!



いた!ライチョウ!(嬉)






hさんと二人で観察撮影会 ♪♪






白くてまんまる。カワイイな。





(写真提供:hさん)


近づいても逃げないライチョウ。
でも、近づきすぎるとさすがに逃げますに。



さっそく 先日認定証をいただいた 「南アルプスライチョウサポーター」として
目撃情報を送ろうと思ったけど、ここは北アルプス。

であれば、昨年認定証をいただいた 「長野県ライチョウサポーター」として
目撃情報を送ろうと思ったけど、発見場所はたぶん登山道外。

なので今回はどちらにも情報提供無し。



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ライチョウ、ライチョウ、冬ライチョウ。






3月上旬、まだ雪深いここ乗鞍のライチョウは標高の低い場所に棲んでいた。

だんだん雪が解けてくると、地面を這うようにおおう常緑矮性低木が顔を出し、
採食ができるようになる。

採食ができるようになると、ライチョウのオスは繁殖なわばりを確立するため
高山帯へ移動し始める。
なわばりを持たないメスは、オスに遅れて高山帯へ戻っていくという。







季節によって生活の場所や行動を変える習性。
厳しい高山環境で生き抜いてきた適応と進化。

愛らしい姿と相まって、その生態までもが魅力的なライチョウ。


***


終盤、ちと理屈っぽくなりましたが(汗)、乗鞍ライチョウ探索行無事終了。

hさん、お疲れやまでした。
未調査区域、また探索行きましょね!




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