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朝10時、雨がやんだ七倉ゲートから高瀬ダムまではタクシー相乗り。1,000円なり。
高瀬ダムからは、トンネル徒歩~吊り橋渡って登山口。
裏銀座コース取り付きのブナ立尾根は「北アルプス三大急登」と言われているので
かなり気合を入れて挑んだけど、よく整備されていて歩きやすかった。
=3
登山口から3時間ちょっとで烏帽子小屋着。
午後2時頃テントを張り終え、テントの中でじっとしててももったいないので、
「夕方以降晴れ」の天気予報を信じてガスの中 前烏帽子岳まで登って待っていると
一気にガスが抜け、とんがった烏帽子(えぼし)岳(標高2,628m)が姿を現した!
カッコイイ!
今回の山旅で見たかった景色の一つに満足 ♪
*画像クリックでワイドに~
テントに戻ってモツ鍋で温まる。
シメにうどんを投入して まんぷく~
この日は、テント6~7張りの静かなテン場でした。
Zzz
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翌朝3時起き、気温0℃。
やっぱり山の朝は良いなぁ。
*画像クリックで拡大します
登頂しようと烏帽子岳直下まで行ったけど、
狭い山頂、5~6人先にいるのが見えたので引き返す。
登頂は諦めたけど今日は晴れ予報、
しばらく週末天気がすぐれなかったので それだけで十分嬉しくなっていた。
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この日は
【烏帽子小屋~野口五郎岳~真砂分岐~竹村新道~湯俣~高瀬川ダムから七倉ゲート】
に戻るロングコースなので早立ちしたかったけど、烏帽子岳に時間を取りすぎてしまった(^^ゞ
テント撤収、朝7時出発。
振り返り歩いてきた裏銀座。
あの存在感のあった烏帽子岳(写真真ん中左上の突起)が、もう北アルプスにまぎれていた。
=3
三ツ岳(標高,2,845m)着。
進行方向正面に 野口五郎岳(標高2,924m)の白い丘。
左に槍ヶ岳、右に水晶岳。
槍と水晶が、この位置に同時に見えるのが新鮮だった。
*画像拡大します
=3
嬉しい青空、歩きやすい砂礫の白い登山道。
気持ちが良い♪
さぁ この白い丘の一番高いところへ! (山頂はどこなんだら?笑)
それにしても静かなコース裏銀座。
歩き出して2時間半、まだ誰ともすれ違っていない。
誰も抜いていないし誰にも抜かれていない。
私鉄沿線 貸し切りだ(笑)
その後3人もとすれ違いビックリし(笑)、
もう小屋じまいしていた野口五郎小屋に着。
ハラが減っていたので カモシカの山飯を出してばりぼり。
風よけになる小屋がありがたかった。
再びザックを背負うと ひと登りで・・・
野口五郎岳 登頂!
山頂から 歩いてきた稜線を振り返る。
青い屋根が野口の小屋。
左奥は立山、その右に針・蓮華。
その後ろに連なる鹿島槍~五竜の後立山。
その左奥に白馬岳。
たくさん山が見える。ワクワクする。
良い場所、良い景色だなぁ。
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白い丘をナナメに下って真砂分岐まで来ると、水晶岳へと登山道が続いていた。
裏銀座コースは、ここから水晶小屋、三俣蓮華、双六、槍へと続いていく。
今日はここまで、ここから先は またいつか。
腕時計を見ると11時ちょうど。
ここからの竹村新道、湯俣の晴嵐荘までコースタイム4時間30分。
さらにそこから高瀬ダムまでは2時間50分。
うげ、まだ7時間以上も歩かにゃならんのか。(汗)
しかも、高瀬ダムのタクシー最終は16時30分頃。(17時にゲートが閉まるので)
それを逃すとさらに6km、プラス1時間30分も歩かにゃならん。(焦)
ハイペースで下れーー!!
=3=3
-完-
*無事タクシーに乗れました。