ジャンダルム、奥穂高岳、前穂高岳

mukuri

2016年10月01日 13:22



ジャンダルム。
ドーム型の岩稜、フランス語で憲兵、護衛兵の意。標高3,163 m。

護衛兵というよりは ナウシカの巨神兵、ラピュタのロボット兵、
ゴーレムやサンシャインに見えなくもないか。(笑)

長文失礼~
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今まで2連敗 している 北アルプス穂高連峰の主峰 奥穂高岳(3,190m)の登頂を目指すにあたり、
先ずはボスの護衛兵、このゴーレムを倒してからその山頂に立ちたかった。



なのでルートは、上高地(朝5時30分発)~岳沢小屋~天狗沢から。



天狗沢はガラガラの破線ルート、○マークを頼りにZ字に登る。






9時15分、登り詰めて天狗のコル。

さぁ、ここからだ。
岩岩の主稜線を進み、ジャン~奥穂を目指せ!

少しコワいけど、一手一手、一歩一歩。
いつものようにやっていこう。






ここからの登山道は、岩壁を登ったり トラバースの連続。
いや、そればっかり。






振り返って進んできた稜線。
岩は乾いていたし、風も強くなくて良かった~



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さらに進むと、ジャンダルム見えた!奥には奥穂高岳も!
ジャンダルム山頂で2人何かしてる?




こっちから見ると、なんだかペチャっとしている巨神兵。


ザックをデポし、正面の岩壁をS字に攀じ登ると・・・






10時30分、ジャンダルム~

頂上には天使が。
ロボット兵の肩にとまる小鳥っぽかった。(笑)



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岩壁を降り、再びザックを背負って進み、
安全地帯まで来て振り返る。一息。





ジャンダルムの基部、信州側を巻く道は、足場が狭くてシビれたなぁ。





さらに進んで、安全地帯まで来て振り返る。
そして一息。




降りてきた ロバの耳(左)の岩壁。

途中、オーバーハングしていてシビれたなぁ。
どこをどう降りてきたかはよく覚えていないや。


=3



進行方向を向いて、右手の景色。



明日目指す前穂高岳方面。

そして雲。
今日はこのまま 天気よ持ちこたえてくれ~




さらに難所は続くよ 馬の背のリッジ。





これをやらないと奥穂高岳に行けないので取りつく。

高度感があってシビれたけど、ホールドがしっかりあったので何とかクリア。
でも 下りに使うのはきっともっとコワイな。



・・・で、



奥穂高岳 登頂!

3度目のアタックで 遂に登頂!

喜びよりも、ここまでずっと緊張と集中していたのでホッとした。




山頂から、南は辿ってきた縦走路。ジャンダルム。






北には槍ヶ岳が見えた。
右下、涸沢カールはガスの中。





時間は12時ちょうど、さて、穂高小屋まで降りてテントを張ろう。


=3 (慎重)








テント場の混雑が心配だったけど、
早めに到着できたので、スペースがいっぱいになる前にテントを張れて良かった。


Zzz


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翌日5時発、奥穂高岳から前穂高岳~重太郎新道~岳沢小屋~上高地。


前穂高岳までの吊り尾根はガスの中を行く。









(吊り尾根最低コル、標高約2,900mのナナカマド)


=3


前穂高岳で、山頂からの眺望が見たくて粘ったけど、結局ガスが抜けず残念。





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ザックをデポしておいた 紀美子平に戻ってきたら、
ガスがダイナミックに動いて青空、一瞬だけど奥穂高岳からの稜線が見えた。




あの稜線歩いて、あの山頂に立ってきたんだなぁ。

ほんの20~30秒ほどだったけど、達成感がダイナミックにこみあげてきた。



=3



そして岳沢小屋から上高地のバスターミナルへ。

振り返ると穂高の空に広がる青空、
下山すると晴れるパターン。(苦笑)

 

-完-




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