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~ 「点の記」 ルート~
映画にもなった「劒岳 点の記」。
明治時代、日本地図最後の空白地帯を埋めるため、
柴崎測量隊と宇治長治郎が困難な山岳測量に取り組み、
前人未踏の剱岳登頂を遂げたルートである。
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「来年は剱岳に行きましょう!」
昨年の「
秋のアレ」に続く「アレ」シリーズ、今年のアレは「夏のアレ」。
ルートも練って 室堂~剱沢~長次郎谷~剱岳にチャレンジだ。
それにしても最近、
立山室堂率 高いなぁ。(笑)
【1日目】
hさん、mjiさん、YGさんと、立山室堂から先ずは剱沢キャンプ場を目指す。
ずっと風雨霧で、ほとんど何も見えなかったでガス。(T_T)
強風の中テントを設営し終わると、晴れ間が広がり周辺が湧き立つ。
真正面に剱岳が鎮座。
明日の「点の記ルート」は右のギザギザ峰の直下なのであろう。
明日無事あのテッペンに立ち、そして左(別山尾根)から無事ここに戻って来る。
しばらく眺めていた。
ZZZ。
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【2日目】
朝5時、いざ出発!
まずは剱沢沿いを下り、出合から長次郎谷の雪渓を登り詰めてゆく。
途中、熊の岩を撮影するhさんを撮影しながら立ち休憩。
ルートはその右正面の岩を右から巻いて、真ん中奥のコルを目指すと皆で意思統一。
急傾斜を喘ぎ登り、クレバスをやり過ごし振り返ると・・・
でっかいご褒美 ♪
今、昨夕見たあのギザギザ峰の直下にいる。
そして向こうに後立山連峰。ここもあそこも北アルプス。素晴らしい!
なにより青空が嬉しかった。
さぁ、稜線まであともうちょっと!
=3 =3=3=3
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登り切って稜線に飛び出すと、ライチョウ母子のお出迎え。
ピヨ子達。 ピヨピヨ~ ♪
(この写真にヒナが四羽いますよ~ さてどこでしょう。笑)
そのまま雲上の岩道を進むと・・・ついに!
剱岳 登頂!
やった~!!
YGさんハンドメイド、コロコロライチョウも4ペアが勢揃い。
おまえ達も色んな所に登っているな~
次回の「アレ」では、5(6?)ペアが揃うかな。(^^)/
***
さて下山。
おっと、今回の「点の記ルート」、
重要「三角点」タッチ忘れるところだった (^^ゞ
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4人で別山尾根を下ってゆく。
雲上の登山道、高度感が爽快 ♪
(写真提供:hさん さんきう!)
しかし、途中の難所「カニのヨコバイ」はコワかった。(*_*;
ヨコバイ最初の一歩目は右足からなのだそうだが、
進行方向と反対になるので、谷底に落ちそうでコワくて置けなかった。
一歩目左足からでひやひやクリア。
mjiさんは、長い手足を活かして (たぶん)難なくクリア。
YGさんは、柔らかい関節で左足から右足を抜いて?スムーズにクリア。
hさんは、一歩目の足場を使わず攻めのクリア。(笑)
その後も、両手両足を使って岩稜をよじ登ったりよじ降りたりよじよじと。
手を使って進むルートは楽しいな。
=3
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【3日目】
朝の剱岳がカッコ良かった。
昨日、あのテッペンにいたのが不思議な気分。
でも証拠写真はちゃんとあるぞ。(笑)
立山三山を左正面に、チングルマの花道から室堂バスターミナルを目指そう!
ケータイ見たら、北陸地方は昨日梅雨が明けたんだという。
天気ナイス ♪
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空と雲に、岩と雪。
風と花に、友と酒(笑)。
今、そんな漢字が浮かんでくる 「2016 夏のアレ」 。
hさん、mjiさん、YGさん、お疲れ山でした (^^)/
そして、素晴らしい山行をありがとう!
-完-