北アルプス 白馬岳~白馬鑓ヶ岳 2

mukuri

2014年07月27日 16:46

北アルプス 白馬岳~白馬鑓ヶ岳 2



その1 からの続き ~

2日目の朝、寒いのと 朝方もテントがバタバタうるさくて、なんとなく目が覚めたのが4時。
外の気温9℃。

昨夜作っておいたサーモス in ややHOTコーヒーで無理やり体を起こしたら、強風の中即テント撤収。
朝露でフライはビタビタ 風でバタバタだけど、お構いなしにグシャグシャ丸めてサックの中へ。

もっと辛い撤収は、嵐の三俣 で経験済みだしね。


朝5時、出発 !


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楽しみにしていたご来光は、この天気なのでもう諦めだ !
いざガスの中に突入 !!




・・・が、強風と視界の悪さにペースが上がらない。

風で体がもっていかれそうになる。
一歩間違うと崖底に落ちる? ようなところを歩いている気がしたので、一歩一歩慎重に行く。





すれ違う登山者も居なく、なんとなく心細かったけど、




こんな過酷な高山でも、逞しく ただ々咲いている花に勇気をもらう。 ツガザクラ。



・・・すると、ハイマツ帯から出てきた? 雷鳥が、
テケテケテケーっ と登山道を横切り立ち止まり、こっちをチラ見して羽ばたいていった。






=3 =3


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そうこうしている間に、白馬鑓ヶ岳 山頂タッチ。 (テン場から約2時間 朝7時10分)




あっ、白馬二山目の杓子岳を飛ばした。

でも、杓子岳山頂のあの登山道は、強風時は危険そうだったのでまあいいや。(笑)




そのまま鑓温泉分岐へ下り、大出原まで降りてきたところで振り返ると・・・

雲が抜け、稜線上空に青空が広がって行く。(@_@)

晴れるの !?



急いでザックをそこいらにデポし、下ってきた登山道をフンガフンガ登り返し~

昨日ガスの中だった剱岳を見たいな。
今朝もガスの中だった剱岳を見られるかな。







=3 =3



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で、稜線まで戻ってきて 念願の剱岳。




・・・の先っちょだけ。(苦笑)



この勢い? で、天狗山荘まで行ってみよう!

カラ身なのですたすた歩いて行く。





振り返ると、さっき山頂に立っていた 白馬鑓ヶ岳の山容と、美しいスカイライン。




やっぱり山は、晴れがイイね!





そして、天狗山荘のテン場から白馬鑓ヶ岳~ 美しい白い山。




ここのテン場からの眺望はグーだなぁ。
でも、昨夜のような強風時はコワ~





時間があったので、岩に座って雲を撮る。




タイトル 「 只今 雲製造中 」 。


さて、いつまででもココに座って眺めていたいけど、遅くなるんで歩きださなきゃ。


=3 =3



大出原に戻り、デポしていたザックを背負って歩きだすと、




チングルマの群生。

ココのお花畑はキレイでした。


=3 =3


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鎖場を過ぎ、小雪渓を下って行くと・・・




今回の 山行のメイン登場。(笑)



標高2,100mの山岳温泉、白馬鑓温泉。
硫黄臭プンプンだ。




入浴料500円払って もちろん入る。







「 ふ~ 気持ちよか~ ♪ 」

疲れた体に温泉、もう最高!


それよりも・・・

素っ裸で立ち上がって大自然を眺める。
それが最高に気持ち良かった。(笑)



しかし、この温泉の欠点が一つ。

この後下山まで、あと3時間は歩かねばならぬことなのだ。(汗)



=3 =3


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さて、あとはこの雪渓を下ってゴール猿倉を目指すだけ。




ではコースタイム3時間の所 2時間での走破を狙って、猛烈な勢いで下って行くと・・・



ホントは途中で雪渓を横切って、登山道に入らねばならなかったのが、
目印を見落とし、そのまま雪渓を下りすぎるコースミス。やば。^^;

しかも、ショートカットでの登山道復帰を狙って 小沢&ガレ場を四つん這いで登り続けて振り返ったら、
谷を挟んだ遠くの尾根下に行くべき登山道が見えた。。。

フルパワーで登り続けていたのは 反対の斜面だったのか。やってもうた。(T_T)

半泣きで谷底へ戻り、杓子沢の雪渓を下の分岐から登りきって どうにか登山道へ復帰 =3
3時間以上、北アルプスの山麓を彷徨ってしまった。(><)







・・・で、標準コースタイム3時間の所、約6時間でどうにか下山。


お疲れサマだ。自分。


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美しい山域の花シーズンの稜線歩きを楽しめた今回の山行だったけど、
最後に痛恨のコースミス。 一歩間違えば・・・

いくら急ぎたくても、場所場所でコース確認は確実に。

反省の山行となったのでした。




- 完 -



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