---------------------------------------------
朝7時、Fさんと駒ヶ根市に集合しバス~ロープウェイで一気に標高標高2,612mへ。
まずは目指す木曽駒ヶ岳(標高2,956m)に向かうための急斜面を登っていきます。
ヘルニア倶楽部のFさん、この日も腰を痛がりながらの行動。
腰が痛いにも関わらず、早くライチョウを見つけたくてに会いたくて、
ペースを考えずどんどん先に進んじゃってごめんなさい。
反省してまーす。
----------------------------------------------------
乗越浄土から中岳に登りきると正面に木曽駒ヶ岳。
眼下には頂上山荘(冬季閉鎖で無人)。
この界隈は、
この夏にライチョウと遭遇 できた場所だったのであとで丹念に探索する予定の場所。
…その前にまず木曽駒ヶ岳(伊那谷では西駒)登頂なり!
そして木曽側に少し下って、木曽小屋の脇でヤマメシ。12時44分。
この好天に穏やか微風がなんとも素晴らしい。
木曽御嶽山と雲海を眺めながらの温かいカップ麺はタマランチだったなぁ~
そして制覇!
…じゃなかった、そろそろ本格調査を開始しますか。
------------------------------------------------------
まずは稜線沿いに北の将棋頭山方面へ。
不在。
そのまま登山道を頂上山荘に戻りながらキョロキョロ調査し中岳まで戻ってくるも見つけられず。(汗)
11月中旬。この積雪、この環境。
ライチョウ達はもう衣食住が確保できる標高の低い場所に下りてしまったのかなぁ。
------------------------------------------------------
「白い鳥が飛んでいきました!」
午前中、斜面を登ってくるときにFさんが青い空に見たという白い鳥。
この時期の白い鳥、きっとライチョウ。
その白い鳥が飛んで行った伊那前岳方面に向かうと・・・
雪面に一筋の跡が。
ライチョウがもぞもぞと移動した痕跡だろうか。
近くに姿は…無い。
その後もFさんと登山道から雪をかぶったハイマツ帯をチェックチェック。
不在。
ロープウェイ最終便の時間を気にしながら伊那前岳方面に行けるだけ行くも見つけられず。
さて、乗り遅れては困るので戻りますか。
=3 =3
------------------------------------------------
今回、出会うことができなかった中央アルプスのライチョウ。
冬季のライチョウは、ダケカンバの冬芽やオオシラビソの葉などを食べ、
木がまだらに生えている森林限界付近から亜高山帯で過ごしているという。
…であれば、ロープウェイでは登ってきすぎたか。(汗)
伊那前岳から見えたあっち方面、冬季は例えばあんな場所で過ごしているのだろうか。
「今回見つけられなかったからこそ、また次の調査ができますね。」と Fさん。
----------------------------------------------
環境省のプロジェクトにより、約半世紀ぶりに復活した中央アルプスのライチョウ。
その数 約50羽。
(2021年8月3日 環境省発表)
今回見つけることができなかったけれど、数年前までは可能性のなかった中央アルプスのライチョウ。
でも今、「ライチョウがいるかもしれない」って思いながら歩けるようになったのは嬉しいな。
Fさん、今回もお疲れさまでした。
腰、大事にしてくださいね。
ヘルニア倶楽部に熱心に誘ってくれましたが、今のところ丁重にお断りさせていただきますよ~(礼)
2021年11月 木曽駒ヶ岳 ライチョウ調査
-完-